2010/05/10(月)17:00
幼なじみじゃき・・・。ー龍馬伝によせてー19ー
龍馬と半平太の別れの場面。
攘夷決行は旧暦の5月10日、桜の盛りの頃だったんですね。
龍馬が大殿様から聞かされた真実。
「大殿様は武市さんを嫌ろうておられるがです。
吉田様を闇討ちにしたがは武市じゃと。
そして、土佐勤王党は下士のあつまりじゃと。
・・・目を覚ましてつかあさい。武市さん!」
収二郎を思い、土佐に戻ろうとする半平太を必死に止める龍馬。
攘夷の夢が消えたいま、
自分の信じた道が違っていたとしても、
それを認めることは、武市半平太という人間をを否定することになる。
たとえ、厳しい沙汰が下るだろうとわかっていても、
収二郎を助けるために土佐へ帰っていく半平太。
龍馬にとって、半平太も、以蔵も、収二郎も、大切な幼なじみ。
だから、それを守りたいと思う。ただそれだけ・・・
それが龍馬の生き方・・・。
「一緒に海軍をつくって、本当の攘夷を実行するがです。」
という龍馬の思いは届かなかった。
「・・・わしはおまんを嫌った事はなかったがぜよ。まっことじゃ、龍馬。」
山内容堂は、後に武市を死なせたことを悔いていたと言われています。
もし、武市半平太が上士だったら、その能力を認められていたのかもしれませんね。