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カテゴリ:三兄弟の子育て
兄ちゃんに悪いな~。
後味の悪いこと何回か。 こうやって文章にしてみるとたいしたことなさそうなかんじするけど。 自分が子供時代、親にされて一番嫌だったに違いありません。 いつも保育園から帰ってきて、兄ちゃんが汚れた箸箱を出すことから始めるんだけど。 その日はかばんに箸箱が入っていなかった。 「兄ちゃん、箸箱は?何で無いの?」 「いや、絶対かばんの中に入れた」 「入れた?かばんに無いんなら入れてないんじゃない!」 「いや、絶対入れた」 「どうせ、ボーとしてどッかに置き忘れてるんでしょ」 「いや絶対入れた。」 かなりムッとしている彼。 しょーもない、どうせどっかにほっぽらかしにしているんだろう・・・なんて思った私は、きれいな箸箱がありながらも、これも彼にとっていい機会・・・とばかりに自宅用の箸だけを持参させた。 そして保育園に登園したら、クラスの先生が。 「あ、お兄ちゃんの箸箱はお隣のお友達のかばんに間違えて入っていたので、こちらで洗ってとってありますから心配しないでくださいね。」 そうか・・・。 彼はかばんに入れたことは間違いの無いことだったんだ。 かばんを間違えただけだったんだ。 そっか、入れたんだかばんには。 ああ、嫌な事言っちゃったなあ。 「そうか、入れたんだね。じゃあどこ行っちゃったのかな?」 そうやって、フォローすれば彼も納得しただろうに ああ、信じてあげられなかったな。 そして、次の日。 今度はかばんの中から、お友達の帽子やタオルが出てきた。 なんでだろう? って思いながらも、そのお友達の家に「ありますよ~」の電話をしたんだけど。 「多分、うちの子が間違えて持ってきちゃったと思うんですけど・・・」 彼の目の前で、そんな言い方をして電話をして。 そして、兄ちゃんに聞いてみると・・・。 「だって、お友達のお母さん、汚れ物を持たずにお家に先に帰っちゃったから、俺のかばんに入れてあげた。で、その母さんが来るまで友達と待っていたんだ。」 彼なりの理由がちゃんとそこに存在していた。 それなのに自分が悪者のように決め付けられて、彼は傷ついたに違いない。 母ちゃんに決め付けられてムカついたに違いない。 ああ、ごめんよ。 母ちゃんが未熟でした。 後悔しながら、彼に侘びを入れました。 ちゃんと兄ちゃんの話を聞いてあげられなくてごめんと。 最近私の心の領分もちょっと狭くなっているので。 そんな言い訳もしながら。 兄ちゃんは、「いいよ別にさあ・・」なんて、かえって親の私を気遣ってくれたりして。 まだまだ、親としての心が備わっていないきよぞうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.17 23:23:26
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