135004 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

おしゃべりしようよ

異次元







祖母の葬儀の一切が終わり、親戚一同が、テーブルを囲んだ。

酒を酌み交わし、
つまみをつまみながら、
昔話や、
祖母の話、
近況などを話していた。


どんな話の流れだったか・・・。
いや、
唐突だったような気がする。


叔父が
「実は、今日はうちのカミさんの誕生日で・・・」
と、ニコニコ・・・。


祖母の葬儀で、旦那ちゃんのことを思い出していたせいもある。
いつまでも元気でいるような気がしていた祖母が、
他界した悲しみもあった。
祖母が自分にしてくれたことを思い出してもいた。
自分にはもっとできたことがあったんじゃないかという後悔・・・。



心がヒリヒリしているところに、その発言。。。



叔母は隣に座っている。
「私も忘れていたのよ~♪」


「誕生日覚えていてくれるなんて素敵だね」
そう言ったら、涙が出そうになった。



大急ぎで、その場を離れた。
涙が止まらなかった。



何気なく聞き流せばよかったのだろうけれど、
我慢できなかった。
どうしようもない悲しみが後から後から湧いて出て、
止まらなかった。

何が悲しいというわけじゃない。
でも、悲しかった。


何年たっても、連れ合いの誕生日を覚えているなんて素敵だ。
でも、
そんな「素敵」なことは、もう、私にはおこらない。。。

丸4年も経ったのに、
こんなに悲しくなるときがある。
こんなに苦しくなるときがある。
そんなこと、誰も分かってないんだろうな・・・。

平気じゃないのに、平気な顔をしなくちゃならない・・・。




・・・



しばらく、書くこともためらわれるほどの「波」だった。



彼らが無神経なの?
それとも、
私が弱すぎるの?


私は「異次元」に生きているのだろうか。







© Rakuten Group, Inc.