祖母の葬儀の一切が終わり、親戚一同が、テーブルを囲んだ。
酒を酌み交わし、
つまみをつまみながら、
昔話や、
祖母の話、
近況などを話していた。
どんな話の流れだったか・・・。
いや、
唐突だったような気がする。
叔父が
「実は、今日はうちのカミさんの誕生日で・・・」
と、ニコニコ・・・。
祖母の葬儀で、旦那ちゃんのことを思い出していたせいもある。
いつまでも元気でいるような気がしていた祖母が、
他界した悲しみもあった。
祖母が自分にしてくれたことを思い出してもいた。
自分にはもっとできたことがあったんじゃないかという後悔・・・。
心がヒリヒリしているところに、その発言。。。
叔母は隣に座っている。
「私も忘れていたのよ~♪」
「誕生日覚えていてくれるなんて素敵だね」
そう言ったら、涙が出そうになった。
大急ぎで、その場を離れた。
涙が止まらなかった。
何気なく聞き流せばよかったのだろうけれど、
我慢できなかった。
どうしようもない悲しみが後から後から湧いて出て、
止まらなかった。
何が悲しいというわけじゃない。
でも、悲しかった。
何年たっても、連れ合いの誕生日を覚えているなんて素敵だ。
でも、
そんな「素敵」なことは、もう、私にはおこらない。。。
丸4年も経ったのに、
こんなに悲しくなるときがある。
こんなに苦しくなるときがある。
そんなこと、誰も分かってないんだろうな・・・。
平気じゃないのに、平気な顔をしなくちゃならない・・・。
・・・
しばらく、書くこともためらわれるほどの「波」だった。
彼らが無神経なの?
それとも、
私が弱すぎるの?
私は「異次元」に生きているのだろうか。