昨日は丸1日、カウンセリングであった。今回は珍しくウツの方はいなかったが、中学生の息子さんが一種の発達障害という、40代の女性からの就職相談があった。こういうケースでは、子供のことに配慮した働き方、職業選択が最優先であると思う。親子の接触、母親の仕事、家庭環境、子供の時間の使い方、パソコン環境等々の影響が大きいので、職種や勤務体制が希望通りとはいかないことが多いであろう。以前、本人が軽度の発達障害であるという女性のカウンセリングをしたことがあるが、遺伝がかなり影響し且つ有力な治療法がないだけに、本人や身内の苦労は計り知れないものがある。
現代社会は、親や大人が子供の発症の遠因や引き金になっているケースが明らかに増大して来ていると考えられるが、力を持つ為政者や社会のリーダーとされる人達の間にも発達障害者がゴロゴロしているのであるから、このままでは末恐ろしいことになる。「美しい国」のコンセプトを、国家プロジェクトとして明確にして行かねばなるまい。
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最終更新日
2007年02月03日 15時28分36秒
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