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海のしおり「自然の美しさと脅威に立ち向かう栄光の航跡」

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    「夜間出港中」

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海のしおり

「安全運航、更なる安全強化!」「さんふらわあ さっぽろ・ふらの・しれとこ・だいせつ」<海の魅力><自然の美しさ><自然の脅威>をお楽しみ下さいfurano       ab 海面0411 0411 1 荒天航海 0.JPG 0913  幻日 0412 虹 
2017.12.31
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もちろん、この「ようそろー(ステディ-)」は船乗り独特の専門用語である。
「ようそろー」(宜候・ヨーソロー)の語源は「・・せよ」との指示・命令に
対して、「・・宜しゅうございます」とか「ある目標に船首をそろえるよう
に・・」と言う事から「宜しく揃え・・」となり、これが「ようそろー」に
なったという説がある。

「ようそろー」とは、その方位に船の針路(船首方向)を保持する事を意味
する和語である。現在は自衛艦や官庁船・小型船等を除いて、一般船舶は
大略英語のSTEADYという号令を用いているのがほとんどである。

・・・・・Steady as She goes!・・・・・

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船のアンカー「錨」に希望と信頼を託す!
本来、この「錨・いかり」という言葉は「定住する」とか「しっかり」
という意味合いであり、「碇泊」という漢字があるように「石を使用
して定める」からきた言葉。

リレー等の最終走者を「アンカー」の言い方をしており、いわゆる
「頼みの綱」である。最後の「希望」と「信頼」をその選手に託すと
いう意味合いだ。マリンルックなどでお馴染みの錨のマークは西欧
では「希望」の象徴として大切にされてきた。

又、錨の起源は古く、最初はロープをくくり付けた石などが使われて
いた。日本でも沿岸漁船や漁師達は、仕掛ける漁法等によっては石を
ロープ等で括ったものあるいは石俵を錨の代用として用いている地域
が今でもある。

船を海底に確実につなぎとめるその重要性は今も昔も変わらない。
錨 「Anchor」 の語源となる古代ギリシャ語は「曲がった腕」を意味
し、船を力強く繋ぎ止める錨(アンカー)に、古代の人々は目に見え
ない神秘的なエネルギーや神の加護を感じてきたのだろう。

大きな船から小さな船、どんな船にもこの錨が装備されており、「船舶
安全法」にもとづく「船舶設備規定」という法律に、船の大きさ(長さ
・幅・深さ)や航行海域等によって、錨・錨鎖の寸法、重量、長さ等の
ギ装数について決められている。

ギ装数=船の長さ×(船の幅+船の深さ)+α・・・で求められる。但し、
αは船の上部構造物の大きさ等によって決定される。

錨(アンカー)を使用して停泊することを一般に「錨泊」というが、一般
に錨1個使用する「単錨泊」、2個使用しての「双錨泊」・「二錨泊」等
の方法がある。

通常の沖錨泊や港外錨泊、悪天候回避の避難錨泊、入港や荷役待機の錨泊
離着岸時の操船補助、特殊操船等に錨が使用される。

低気圧の接近通過、台風の接近その他荒天による避難時の海気象現象、今
後の気象予想、本船との相対位置関係、風向の変化、周囲の地形、他の錨
泊船等の輻輳度、本船のコンディション等によって総合的な判断をし、
その使用目的や方法を変えている。

又、船体の振れ止め防止や離着岸時の操船補助・特殊操船として
 (1) 錨を引きずって前進行脚を制御する(錨鎖は水深の1.5倍程度)
 (2) 船首が風下に落とされるのを抑制する(錨鎖の調整・制御)
 (3) 錨の力を利用して回頭する(回頭舷の錨を使用)
 (4) 狭い水域で船首の振れをおさえつつ後進する(保針の補助)
・・・・・等にも錨を使用する場合がある。

錨が海底を掻く力を「把駐力」といい、錨の重さ・錨鎖の重さや繰り出す
長さ・海底の底質等によって左右される。底質は極めて重要な要素を
もっており、理想的で適正な錨地としては底質が軟泥・砂泥・砂で
ある海域が極めて錨掻きが良い!

錨鎖(アンカーチェーン)の1節の長さは、JIS規格の改正があった
為に25mと27.5mの二種類がある。






最終更新日  2017.12.31 11:23:35


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