肩の痛みが引かないのを愚痴ったら、友人が紹介してくれた言葉にすがって行ってきました。
行ってきたのはデトックスと「整膚」をしてくれるという場所。
普通の家で、特に看板も掲げていません。
が、そこのご主人は以前に大病を患ったことがきっかけで、東洋医学を学んだという話です。奥様は実は友人とわたしの同級生。
友人のお姉さんはそういう情報はいつも疑ってかかる人なのですが、そこへ行ってわたしと同じような症状がなくなったと喜んだと聞いたので、わたしは藁にもすがる気持ちで。
最初、デトックスと言って、フットバスに入らされました。
今日は雨で肌寒いからか、なぜかひざ掛けをかけられました。
フットバスには大きなビニールを敷いた中にお湯をいれたようです。
ただのお湯のフットバスではなくて、電極につながれていました。
説明によると薄い食塩水と電極の作用で、体の毒素（体の毒素は重いから足に貯まるというのです）がお湯に溶け出すのだそうです。
結果、ものすごい茶色く変色したお湯を見ることになります。これがわたしの毒素だと言うのですが、どう考えても皮膚からは出るはずのないぶよぶよとした黒い浮遊物がどうしても信じられません。
例えば、これが色の変わっただけの水だけなら信用したと思います。
でも毎日風呂に入って、別に汚い皮膚でもないのに爪の半分くらいの大きさのふわふわした黒い浮遊物がわたしの体の中から出るわけない、と思ったのです。
でも、日頃わたしたちのからだの中にはあらゆる毒素が蓄積していくのは話だけでも納得できます。
そのあとでいろんな話をしてもらいながら、「整膚」というものを体験するのですが、ギシギシして油切れみたいな肩と恐ろしいような首のコリがほぼなくなりました。
ただ、全然痛くないというわけではなく、腕のつけねだけが痛みます。
それをかばうようにまた首・肩が痛み始めます。
針の入った小さな絆創膏（円皮針とかいうものだと思うけど）を痛む左の手の甲と腕の内側など何箇所ものツボに貼り、さらに上から刺激することによってこのツボのスイッチを入れるというものでした。
わたしはこのスイッチがあっという間に切れるのだそうです。
小さな絆創膏がなくても、普段はその場所の皮膚を引っ張ることで刺激できるのだそうです。
最初、そのツボはめちゃくちゃ痛いのですが、だんだん慣れて痛くなくなるのです。
腕だけじゃなく、足首の前の部分や足首から手の指4本くらい上のふくらはぎにも、膝のすぐ下のあたりにも同じように。
健康な人はここが固くないそうですが、わたしはそのどの箇所も固くて引っ張ることも難しいほどでした。
しかも痛いのは左半身ばかりで、同じ箇所を右手右足に同じようにしてもらっても痛くないのです。
これはかなり驚きました。
事実、うちに帰ってきてから構わず左腕を普通に使っても以前のような違和感がなくなりました。首のコリもほぼなくなりました。
ただ、唯一腕の付け根だけは腕を伸ばして上に引き上げようとしたときに痛みます。
そしてオーリングについて、なのですが、、
サプリメントを持って、その量が適切かどうかを最初はここのご主人の奥さんの指で測っていたのですが、最後には自分の手にこのサプリメントを握らされて必要量を算出するのです。
サプリメントは結果、わたしの場合で5種類くらい必要だということになりました。
そしてそのサプリメントはあの「アムウェイ」の製品なのです。
それを知っただけでなんとなく信用ガタ落ちな気がしたのは否めません。
だけど、その場の雰囲気や、超現実的なお姉さんが受け入れた事実とを考え合わせてふたつだけサプリメントを購入しようと決めました。
帰宅して、いまひとつ納得できない気持ちに、どうしても抗えなかったわたしはあちこちの検索エンジンでフットバスのことやアムウェイのサプリメントについて調べてみました。
結果はとても残念なことに。。。
わたしって疑いやすいくせに、信じやすい。
アムウェイのサプリメントは本当に品質がいいから高値なのか？というとそうでもないらしいし、フットバスについては5年前に同じような製品を使ったエステサロンに広告規制がかかったという記事まででてきました。
なんだか複雑。
首のコリが取れたから、満足すべきなんだろうけど。
情報検索しないではいられないわたしが悪いのかしら。
ちょっと気が晴れない夜です。
