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らる935

らる935

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2014年08月14日
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カテゴリ:映画

どこかのサイトでこの映画が今年上映されるって、何か月も前に見た気がしていましたが、去年の秋から脳内フィギュアスケートとピアノで満載だったのですっかり忘れていました。

長い休みのおかげで思い出し、ちょっと距離はあるけど名古屋でお盆休み中も見られるとあって、迷わず行ってきました。

見る前に不必要な前評判は気にしない、と思いつつ、ついつい知ってる映画のサイトで読者レビューを見ちゃった。いい点だったからさらに気を良くして…

パガニーニ、単なる俳優が演じられるはずありませんよね、ピアニストみたいに手だけズームアップなんてできない楽器ですから。
しかも超絶技巧のパガニーニなわけで、当然ほんまもんの演奏家デイヴィット・ギャレットが主人公を演じました。

そのギャレット氏というのが実在の人物(肖像画ですよ、念のため)よりもかなーり美形な男前なんで、ストーリーも当然そっちの魅力がオーバーしちゃってるように画面からは感じました。
が、実際はとにかく現存する楽譜からも誰もが認める、いくつもの演奏技術を初めて考案して演奏に取り入れていった人で、そのすさまじい技術からも「悪魔」に例えられた人なんだそうです。

ちょっとしたネタバレをさせていただきますと、、、





幼少のころはほんの数秒で過ぎ去り、演奏家としてぱっとしないワンシーンから始まります。
そこへその才能にほれ込んだウルバーニがいわゆる単独のプロモーターとして自分を売り込むところから物語は進んでいくのですが、、

あきれるほど向こう見ずなギャンブル好きだという話は事実だったようで、大切な楽器も賭けて失ったこともあったという一場面も。


でもすぐにストーリーはイギリス中心になり、
あれ?これって「パガニーニ、イギリスでもヒット」ってタイトルだったっけ?
という物語の流れ。

ちょっと話はそれますが、何か月か前にEテレの「ら・ら・らクラシック」でパガニーニ特集を見ました。
才能ある若い演奏家・山根一仁さんが実際にパガニーニの曲を弾いて、そのテクニックの説明もしてくれました。あの番組、見ててよかった。。。あとで動画ないか探してみよう。

もとい。
見ながらいいのか?これでいいのか?「パガニーニイギリスに行く」でいいのか?

と思いながらも、気が付けば惹きこまれていく構成になっています。
パガニーニを呼ぶために家財を差し押さえられ、家も抵当に入れてしまったオーケストラの指揮者ワトソンと、歌を学んでいるまだ穢れをしらないまっすぐな娘。

予想どおり、パガニーニとその娘は惹かれあうようになるのですが…


恋愛映画ならベタだし、伝記映画だとしたらおおきな×をつけてしまいそうですが、音楽映画だからいいのか、、結果としては見に行ってよかったと思えました。
それはやっぱり天才も人だってことだし、穢れをしらない乙女も大人になるのだし、すべては理想通りに行くわけないって、、、
わかっていてもなんとなく2種類の結末を妄想してしまうのね。
そうかそこにその曲か、って選曲もよかったからでは。

物語の山場に出てくる「アリア」(ヴァイオリン協奏曲4番の2楽章)はすんばらしい効果でした。
それにストーリーは単にパガニーニが悪魔のような演奏家だと伝えている人たちばかりではなく、才能は人を呼び寄せるということと、同じように才能は嫉妬も呼び寄せるものとも感じることができる運びになっています。

ですがわたしにとってはもうちょっと物足りないものが。
それは、指揮者ワトソンの娘との純愛のあと死ぬまでパガニーニに恋愛はなかったかというとそれは嘘でしょう。そもそもあの話は本当のことなの?
実際パガニーニはヴァイオリンを一切触らなくなった時期があって、そのときは愛する女性と一緒にギターを習得したという事実があるそうなのです。
そこんところも知りたかったよ。。。

それに教会墓地へ埋葬することを拒否されたって文字が流れて、なんだかなーと思うよ。
それが事実だとしても、なんか省略しすぎてない?
あと、息子との関係のことも全く触れずじまいって感じだったな、とか。
知りたいことが未消化だったんです。(だから伝記映画じゃないってか)
だからといってわたしの評価は悪くないです。よかったです。ジャンルを分けなければ。

***


今日は初めて行く映画館だったのです。
わたしも20代のころは名古屋まで通勤していたので、定期券があるからよく名古屋で映画を見ました。映画館も大小さまざまで、2本立て当たり前、ヒット作は立ってでも見ました。
その頃はDVDもビデオもなかったもんね。

最近の映画館というと、昔よりもさらに設備はよくなったけど、入りやすい場所にある映画館ほど子供向けの作品ばっかりww
見ようと思うと地元の映画館では上映されてなかったり、あっという間に終わったり、仕事が終わってから見ようと思うとその時間帯は上映がなかったり、、
日曜日に行けばいいんだけどね。

でも今日行った映画館はそういう「大人の映画」ばかり上映しているところでした。
いわゆるミニシアターっていうやつ?
しかも映画好きばかりが観客なので、マナーがとてもいい。
もちろん場内飲食禁止ですもん(ペットボトルはOKてことでしたが)
予告編見たら、、もうみたいのばっかりで、だけど遠いのよねヽ(´Д`;)ノアゥ...

映画を映画館で見る、そんな当然なことから遠ざかっていたなあと思う日でした。
あ、スタートレックは別扱いですが(ここが矛盾なのよ、わたし)去年はスタートレックだけは見たもんね。え?聞いてない?そりゃーすんません。







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最終更新日  2014年08月15日 01時21分03秒
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