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オールスターゲームの前夜祭であるホームラン競争が行われ、ベネズエラ代表のB・アブレウ(フィリーズ)が優勝した。
今年のホームラン競争は、例年と趣向を変えて国別で争われた。出場者の顔ぶれは、ドミニカ代表のD・オーティズ(ボストン)、オランダ代表のA・ジョーンズ、プエルトリコからは二人が選ばれMティシェイラ(テキサス)、I・ロドリゲス(デトロイト)、カナダ代表のJ・ベイ(パイレーツ)、韓国代表のチョイ(ロスアンジェルスD)、パナマ代表のC・リー(ミルウォーキー)とアブレウを合わせた8人。日本からは、イチローが参加の打診をされていたが「打撃の調子を崩す」だの「今シーズンは6本しか打っていないから選ばれるのはどうかと思う」とくら~いコメントだけを残し出場を辞退した。 ルールはホームラン以外の打球はアウトで10アウトで交代。1回戦の上位4人が2回戦に進み、上位二人が決勝に進む。因みに1ラウンドごとにホームラン数はリセットされる。1回戦では、アブレウが24本のホームラン競争記録を樹立して 観客を大いに沸かせた。決勝では地元タイガース(今年のオールスターはコメリカ・パーク)のI・ロドリゲスに注目が集まったが、11対5でアブレウが勝利した。 それにしても、アメリカはエンターテイメントの国だ。国別対抗というだけあって、テハーダ(ドミニカ出身)が自国の旗を振ってオーティズを応援したり、ホームランが出なくなると「落ち着け」というような感じで肩を揉んだり、ホームベースが見易い様に手で砂を掃いたりしていた。J・デーモンは国籍とは関係なく同僚のオーティズの応援に駆けつけた。観ているだけで頬が緩む光景だ。 それとは対照的に、チョイ、ベイの扱いは酷かった。あからさまに他の選手と違っていた。二人ともオールスターに選出されていないが、それにしてもかわいそうなくらいだった。特にチョイは酷かった。ホームランを打っても観客は大して声援を送らないし(シカトに近いぐらい。多分このときにトイレに行ったり食べ物を買いに行っていた)、映像に至っては画面が二元中継みたいに二分割されて実況のC・バーマンの関心も集めていなかった。メジャーリーグでのマイノリティーたちには厳しい現実だった。 五輪に代表されるように、国を挙げた戦いは観る者を熱くさせる。人は誰でも愛国主義を胸に抱いているからだ。アメリカ主導で進められている野球W杯は、日本も参加して実現して欲しいものだ。それにしてもアメリカは勝手な国だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 12, 2005 01:04:28 PM
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