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横道にそれながら、やっと鎮守の森を読み終えた 鎮守の森、鎮守の杜 どちらが正しいのかはわからないが、 この言葉は 小さい頃の風景を思い出させる。 幼稚園の隣に山のような大木があった。 枝は横に大きく広がり、威厳があった。たぶん今でもあると思うが ここで強烈に記憶に残っていることがある。 たぶん秋。大勢の子供達がこの木の下で遊んでいた。 この頃いつも女の子と遊んでいた僕は、その日も年上の女の子についていった。 その大きな木の下で、彼女はどんぐりを拾ってくれた。 どんぐりをツメで簡単に割ると、中の白い実を取り出し、口に含む。 もうひとつ割ると僕にくれた。 白い実を食べる彼女の仕草はとても大人びた感じがした。 味はたぶんほとんどなく、しかし不味くは無かった。 細長く白い実 これはね、シイの実って言うんだよ。 これを食べてから僕は色気づいたような気がする、 たぶんマテバシイ、だったと思う。 (既出)Chinju-no-Moriという言葉は今や世界中で使われているらしい。 もう一度、あのシイの木を見に行こう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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