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特に読みたい本も 無かったので 非常に 珍しい事だが 新書というものを 買ってみた お堅いというか 真面目というか とにかく とっつきにくい イメージがあるが これが非常に おもしろい 生物と無生物のあいだ 福岡伸一 冒頭には野口英世の偶像の話が出てくる。 梅毒とか黄熱病の研究で有名だがそれは日本だけ、 彼が見つけたものは全て誤り、なぜなら 当時の顕微鏡では見えるはずのないものだった。 それよりよっぱらいとプレイボーイで有名だったらしい。 そんなヒトがなぜお札になるのかと一時話題にはなったらしい。 それはともかく、テーマはこんな感じだ 人は瞬時に生物と無生物を見分けるが、それは何を見ているのか? そもそも生命とは何か どう定義すればよいのか? 一つの答えは・・・自己複製を行うシステムである。 ここから話はDNA(デオキシリボ核酸)へと入っていく。 遺伝子研究の隆盛に至る過程や研究者の話、理論の説明 まだ途中だが、難しい理論を易しく教えてくれる。 研究分野の探偵ガリレオみたいな感じか。 その異常な面白さの反面、読み進んでいくうちに、僕はがっくりときた。 著者はその分野でも有能な研究者だと思うが、 その内容だけでなく、文章までもが異様にうまい。作家よりうまい。 DNAの二重らせん構造 一つの鎖がもう一つの鎖と逆方向に対合する これを彼は シックスナイン と説明した。 驚いた、電撃が走った・・・ これ以上の表現があるか? 生物はシックスナインで増えていく! 才能、能力の差というものを歴然と感じてしまうのであった。 (画像)おそらくチョウも 靴は無生物と識別している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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