ハローベイビー☆結婚式。
何かを選ぶというのは、同時に何かを捨てると言うことだが、それがわかってない人間が大勢いる。そりゃ、多少の不安や気負いはあるよ、でも、何か無理をしている感じはしないし何かが足りないと思うこともない。自分が収まるべきところに収まってるような気がする。俺にとって、付き合う価値のある人間というのはそう多くない。結婚相手は社会的な価値で決めるものではないというけど、ほとんど人は社会的価値で相手を選んでいる。一般的な人は、社会性がない人を選ばない。人間はダイヤモンドではないからその価値は不変ではない。ある時期は非常に価値があっても、それが失われることが多い。問題はそれぞれに相手の価値を認めているかということ。 地道な訓練?!を重ねて、じっとチャンスが来るのを待つ。それが来たら自分の全てを賭けて確実に一発でモノにする。成功に甘えずその後も様々な方法で自分を鍛え上げていく。そういう中からほんの一握りの完璧が生まれていくわけ。「いい女じゃね? あれならその辺のつまらない女十人分の価値がある。」って言ってたのが2年前。衝撃の婚約会見には皆、驚いていたが、新しいものは、組み合わせ方と、そのスピードの変化によってのみ生まれるの。遠距離時代、ハイシがいない部屋は、暖炉のマキがなくなった北国の吹雪の夜と同じで、遅くまで眠れず、眠った後もたくさんの恐い夢を見て何度も目を覚ました、というのは嘘ですが、2006年4月29日に俺たちは結婚しました。この物語は、あの日流した涙で始まる。あの日は今でも完璧な一日だと思っている。何も余分なものがなかったもんな、何ていうかオシッコの一滴一滴までが完璧だった。チャペルでの新郎大声での「はい。誓います!」には皆、大陰唇のように大笑いしていた。俺にとっての、「はい。誓います!」これは、自分自身あの時に一番聞きたかった音楽だ。射精しそうに(失礼)なるくらい、素晴らしい音楽。本当にすばらしい。俺の俺の俺の妻は全然ランクが違う。ぞっとするくらいキレイだった。ハローベイビー☆お互い、もう少しの間は、何とか派手なイメージで生きようではありませんか。つづく…。