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株式投資必勝のテクニカル分析

株式投資必勝のテクニカル分析

コンピューターの進化とテクニカル分析

コンピューターの進化とテクニカル分析による投資

米国では1970年代の中頃辺りまではファンダメンタルズ分析が主流でテクニカル分析はマイナーなものだった。1973年1月の世界中の相場が崩れnifty fifty(魅力ある50銘柄)が暴落。ファンダメンタルズ分析によるアナリスト権威は地に落ちたそうである。
テクニカル分析が注目を集めるようになったのはその後である。
またテクニカル分析が一般化しにくかった最大の理由は、テクニカル分析は市場データの計算処理の世界であり、データ業者からデータを購入して分析しなければならなかった為にファンダメンタルズ分析に比してコストがかかり過ぎたことと、コンピューターの普及なくしては一般化しにくかったという点が挙げられるだろう。
コンピューターのハードとソフト面の進化、またインターネットが普及する1990年代になって初めてテクニカル分析は表舞台で活躍できる環境が整ったのです。
テクニカル分析で現在一般的に行われている取引がプログラム売買(コンピューターを利用してチャート分析を行ない、そこから発せられた売買シグナルに基づき取引する自動的な売買システム)です。
プログラム売買という言葉は私の記憶では、ブラックマンデー(1987年10月19日に起こったニューヨーク・ダウの大幅な下落のこと。この日、ニューヨーク・ダウは1日の取引で508ドルも下落。下げ幅では1929年10月29日の「暗黒の木曜日」を上回るものでした。)で初めて知ったと思います。
現在、ヘッジファンド・外資系証券・証券自己売買部門・個人投資家までが様々なプログラムを利用して投資している現実を直視しなければなりません。重複プログラムも当然使用されているはずですので、ますます、そこにはある種の法則性・規則性が生じてくると思われます。その法則・規則性を知れば相場に勝てる確率は高くなります。
パズルゲームを解くようなものですね。
予断ですが、相場には必ずといっていいほど、相場を主導する投機主体が存在し、そこに投機主体の個性みたいなものが出てきますのでその癖を見破ることも投資の秘訣だと思います。
そしてテクニカル分析の信奉者が増えることによってこのテクニカル分析による投資手法はますますその法則性を強めているという傾向があります。
過去の相場を検証することによって、実際に取引してこのことは明らかとなります。
このことは実際に自らの手で相場を検証しない限り分からないと思いますが。
これに反して、ファンダメンタルズ分析による投資をする際に、我々個人投資は企業の情報取得の面において、極端に不利な状況におかれているので成功する確率は極めて少ないだろうということです。
インサイダー取引は防ぎようがないという前提で考えればファンダメンタルズ分析だけに頼る投資家は結局、市場の餌食にされるだろうということが分かると思います。
どういうことかと言いますと、まず企業の内部情報は財務関係者・役員が第一に知る立場にあります。人間の口に蓋をすることはまずほとんど不可能と思いますので、当然第一次情報はその親族・知人に伝わるでしょう。内部情報による先回りの売買は当然のごとく行われると思われます。密かに巧妙に取引しますのでほとんど、表面化しないだけでしょう。次に企業に出入りする証券関係のアナリストに第二次情報として伝わります。
その情報により証券会社・機関投資家の順で先回り売買です。そこで証券会社のアナリストは自分の属している会社の有利なようにレーティング評価を行い、一般投資家はこれを信じて売買することになります。結果は明らかですね。
表面に出ている情報なんて信じられるものは極めて少ないと考えておいた方が無難でしょう。四季報で発表される来期の予想業績見通しなんていうのも絶えず上方修正されたり下方修正されたり、極めて流動的です。財務担当者が強気な人は強気の予想をし、弱気な人は控えめな予想を出します。これに反して中立の予想を出す人もいます。
こんな業績予想を元に大切なお金を投資するなんて私にはとてもできません。ファンダメンタルズを全く無視するというわけではなくPERが市場平均とに比してどうかとか、PBR・ROEといった指標程度は参考にはしていますけどね。




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