来年の日経平均はITバブル高値の20833がターゲット?
今年の日経平均は5月以降、誰も予想しないようなうなブル相場に突入しました。「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち 、楽観とともに成熟し、幸福のうちに消えてゆく」という格言がありますが、まさに懐疑の中で育ったような相場となりました。さてこの辺で今年の値上がりがどの程度のものだったのかを過去を振り返り総括したいと思います。2003年~2005年の3年間の値上がり幅は12月22日時点で8406.41で、1992年~1996年の5年間で達成した上昇幅8357.39円を既に49.02円上回り、1998年~2000年のITバブルの3年間の上昇幅が7953.24でしたからこれも453.2円上回っております。このことでバブル崩壊後の戻り相場では最もスケールの大きい相場だったことが改めて分かります。既にギャンの言う均衡喪失が起こっていると判断できます。明らかに下降トレンドが終わり上昇トレンドが始まっていることがうかがえます。おそらく来年はITバブル高値20833を試す展開となるのではないでしょうか。下記に戦後、証券市場が再開された1949年からの現在に至る日経平均の年足を掲載しました。バブルまでの40年間の相場が如何に壮大なスケールの相場であったかを改めて思い知らされます。日経平均年足(2005年12月22日時点)