教育勅語
先日訪れた聖徳記念絵画館にて受けた感銘のうち、最も心に染みたのが、1890年に発せられた「教育勅語」(正確には「教育ニ関スル勅語」)。明治維新以後の大日本帝国における修身・道徳教育の根本規範で、西洋の学術・制度が入る中、軽視されがちな道徳教育を再重視することを目的に発表されたものです。この「教育勅語」を成す12の徳目を自戒の意味も込めて記させて頂きます。1.親に孝養をつくそう(孝行)2.兄弟・姉妹は仲良くしよう(友愛)3.夫婦はいつも仲むつまじくしよう(夫婦の和)4.友だちはお互いに信じあって付き合おう(朋友の信)5.自分の言動をつつしもう(謙遜)6.広く全ての人に愛の手をさしのべよう(博愛)7.勉学に励み職業を身につけよう(修業習学)8.知識を養い才能を伸ばそう(知能啓発)9.人格の向上につとめよう(徳器成就)10.広く世の人々や社会のためになる仕事に励もう(公益世務)11.法律や規則を守り社会の秩序に従おう(遵法)12.国難に際しては国のため力を尽くそう、それが国運を永らえる途(義勇)このすべて成しうるのは非常に困難ですが、成しうるような人間を目指していきたいという思いを強く抱いた次第です。