子どもの頃から楽器に興味があった。
「どうして音が出るのだろう」とあれこれ叩いてみたりしたものだ。
この本にはそれぞれの楽器の紹介や、奏者のとっておきの裏話などが書いてあり、オーケストラのことは全く知らない人でも楽しく読めると思う。
チェンバロ(ハープシコード)は、ピアノとは全然タッチが違うらしい。
構造が違うからガンガン弾くことは無理だろうくらいの知識だったけれど、レガートはかなり難しいとのこと。
おまけに、ピアノは暗譜で弾くのが当然のことだけれど、チェンバロは楽譜を見ながら弾かないといけないのだそうだ。
いろいろ面白いことが書いてあった。
学生オケをやっていた頃は、あごにはアザが出来ていたし、左手は弦を押さえるためにタコになっていた。弾かなくなった現在はその面影もない。