今からできる 簡単なピアノの転倒防止策
これは 阪神大震災での 実話です・・・関西の調律師の方より聞きました。 震度7~では アップライトピアノの転倒防止策は かなり難しいと言わざるを得ませんが・・・、 普段 ピアノは 写真のように ピアノのイスが 座りやすいように 鍵盤より 数十センチ、前に出して そのままに してありませんか? ピアノを 弾き終わったら この様にしておきます。イスがピアノの鍵盤部分の下の空間に納まっています・・・震度6 程度なら これでピアノが走り出す可能性は かなり 回避できます・・・床板さえ壊れなければ・・・実際に阪神大震災でも このようにイスが鍵盤下に入っていたピアノは 走り出さずに 倒れても イスが変形し椅子の足が折れて ピアノの鍵盤下部分が椅子の座部に めり込んで傾いて留まる。ピアノの鍵盤下の部分は倒れた時にイスで傷が付いた・・・程度の被害で 壊れず倒れず大修理を免れて・・・マンションの壁を突き破って寝室へピアノが突入するという走る凶器にもならず・・・楽器としてのピアノを維持できたそうです。 ピアノが子供部屋に有る時は特に気をつけてあげてください。鍵盤部の破損も避けるためには 弾かない時は 念のため 鍵盤蓋も閉める習慣を付けておきましょう。 アップライトピアノが倒れるのは ピアノの後ろ側が地震の揺れて傾いて 壁にぶつかり その反動で前側に傾いて倒れ掛かる時です。 最近はあまり人気の無い 背もたれの有るトムソン椅子は きちんと椅子の座部を鍵盤下に入れておけば、大地震の際にはピアノの鍵盤部分の外側にはピアノが傾いた時に傷等が付いてしまいますが、転倒や走り出し防止には さらに有効になるそうです。HP引っ越しました → http://www9.ocn.ne.jp/~klaviers/