2009/10/31(土)19:28
マイスタートルンクの伝説 In ローテンブルク
最近、本当に不定期更新で申し訳ありません日記の更新率も30パーセント台を維持したままです。このままの調子でいけば、20パーセント台に突入するかも・・・・・・・・・皆様からせっかくいただいたコメントへの御返事も遅れるし、皆様のブログへの訪問も遅れるしで、何度かブログをやめようか思ったのですが、せっかく始めたことだし、文章を書くということは国語が大の苦手だった私にはいい練習になりますので、マイペースではありますが、続けていこうと思っています。私のブログには、義理、社交辞令でのコメントは要りませんから、何かコメントを書きたい、と思われたときのみ、ご自由にコメントをどうぞお書きください。読み逃げしてくださっても結構です。本当にお気楽にお付き合いくださいますよう、お願いいたします さて、前回からの続きになります。犯罪史博物館を見学したあと、市庁舎のほうへ向かいました。市庁舎は上の塔に登って景色を眺めることが出来ます。あと、地下に牢獄などが見学できるようです。上か下か、私達は迷いました。両方みる時間はありません。ということで、私は下に、彼氏は上に、それぞれ別行動をとることに。
ところでこのローテンブルク市には、ある有名な話があるようです。その話は、Meistertrunk(マイスタートルンク)といいまして、30年戦争の時代におこった伝説の話のようです。以下、パンフレットからの説明文になります。(訳・SNさん) その話は、1631年に、皇帝軍のティリー伯がこのローテンブルクに攻めてきたときのことです。ローテンブルクは1544年から新教(Evangelisch)で、ティリー伯の率いる皇帝軍の進入を拒んでいました。一生懸命抵抗して戦ったものの、圧倒的な強さを誇る皇帝軍には勝てませんでした。街の防衛軍は負け、市議会議員は全て捕らえられ処刑の宣告が出され、街内はいたるところで略奪が行われていました。伝えるところによると、この市議会議員たちは歓迎のしるしとして、軍隊に3と4分の3 リットルもある大きなワイングラスにワインをついで渡したそうですが、このときティリー伯は、「君達の中で、このワインを一気に飲み干せる勇気のある者がいたら、君達の罪を許そう」 といったそうです。そこで前市長のヌッシュが進み出て、このグラスを一気に飲み干し、市議会議員全員の命を救った、ということです。これを記念して、1881年から毎年、マイスタートルンク 祭りが行われています。
そのワイングラス
左にあるグラスと右の男性のもつグラスの大きさの差に注目
この牢獄は地下にあるのですが、その一階ではこのようにその30年戦争当時の人々の生活ぶりを再現してくれています。
当時の化学者が実験中 あと、いろいろ蝋人形で再現してありました。
それらをひととおり見た後は、地下にいくせまくて急な階段を下りて牢獄に行きます・・・・・が、上のこの蝋人形を展示してる部屋にはたくさん人がいたのですが、この牢獄へは誰も行きません。で、そこへの通路、ろうそくのようなものを壁に灯してあるものの、けっこう暗いのです。当時の雰囲気を出そうとしてるのでしょうが、けっこう怖い。誰か、他に人こないかな~と思ったのですが来る気配ないので、仕方ないので一人で行くことに・・・・・・・・そのことについてはまた次回。 ローテンブルクの町並み