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きやまんのひとり言

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2005.10.04
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カテゴリ:カテゴリ未分類
女工哀史で知られる「野麦峠」に旅行された
ハミリンさんに感化されて読む事になった
山本茂美著の「あゝ野麦峠」と「続あゝ野麦峠」。

諏訪地方を中心とする製糸業と飛騨を中心とする農業を結んで
その体験者、関係者の語りをまとめてある。

女工の一人政井みねの野麦峠で「ああ飛騨が見える」と言って
息を引き取ったみねの兄の心情に心打たれた。
戦前を生きた貧しい無名の庶民の生き様が生き生きと描かれていた。

女工の年齢はたったの12歳、この年になると諏訪の工場に
行きたいと考える娘さんが多い。
対極には余りに貧しい奉公人の生活があった。
正月の餅は、稗1、粟1、モチグサ8 を混ぜて
奉公人専用の「オトメ餅」を作ったと言う。

優良女工になれば1年働いて100円。
その当時の100円は1反歩の土地が買えたらしい。
娘の持ち帰った100円を親は神棚に供え、喜ぶ顔を思い浮かべて
つらい仕事に励んだ・・・。
12歳の幼い身体を蝕んだ肺結核、病気になって追い返されたり
懐に重りを入れて自殺をした様子・・などなど。

悲しい思いが文面から推測された。
奉公人になるよりは
朝の4時から夜の10時まで働いて工場労働はつらいけれど
朝はみそ汁とお葉漬け、昼はヒジキ、夜煮付けという工場の
食事が悪くないと写ったらしい。

不器用な女工はひどい扱いを受け、病に倒れ、命を失い、
工場を逃げ出している。
楽しかったのは「越中おわらをお盆に流して歩いた事」。

小説ではなく本当にあった当時の様子を知る事ができた。
難しい表現もあり理解が出来ない文章もあったが
ハミリンさんのお陰で読む機会を与えていただき
ありがとうと言いたい。









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最終更新日  2005.10.04 16:04:01
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