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カテゴリ:野外捕物帳
世の中、そんなに甘くない。と、いうことを、釣りの世界で思い知らされることは間々ある。我が釣りクラブ事務局長の後輩S君と訪れた新潟の海や川、池に待ち構えていたそんな運命を、追って説明したい。
1.河口でシーバスを狙うも、波の音以外音沙汰なし。2時間ほどやって、早朝5時に引き上げる。 その後のニュースで、近所の工場から有毒ガスが発生したことを知った。おそらく、僕らをキケンから守るためのオボシメシだったに違いない。 2.山沿いの湖でフナを狙うが、ウキはびくともせず。時折顔を見せるブラックバスをいじめてやろうとルアーを投げるが、そんな時に限って身を潜める。 3.「こんなんじゃいけない」と漁港へ出向く。アジぐらいだったら釣れるだろうと思いきや、僕らの前を通り過ぎるばかり。隣で釣っていたお子様には、嫌になるほど釣れていた。 4.「本当にこんなんじゃいけない」と海に出向く。そろそろ釣れるだろうと思いきや、遠くでボラが跳ねる姿しか見えない。後輩S君の背中は完全にたそがれている。 途中、後輩S君は昼寝ばかりしている。おおよそ、釣っている時間よりも寝ている時間の方が多い。 で、僕はというと、昼寝もしたけど飲んでばかり。おおよそ、釣っている時間よりも、酔っ払っている時間の方が多かった。きびしい現実よりも、お酒の味は甘かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.06 14:12:20
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