カテゴリ:本・新聞・雑誌記事
本日付朝日新聞be on Saturdayのbe Reportで新書に関しての記事があった。
今新書戦争が乱戦に突入していて、中高年男性に偏った市場の規模はそう変わらず、過当競争での撤退も、内容は何でもありで混乱気味だ、そうだ。 私達の学生時代、岩波新書といえば日本の知というステータスで「論文の書き方」清水幾太郎著や「日本の思想」丸山真男著などう~~~んと背伸びしてつま先だって読んだ気がする。内容は全く忘れたがあの背伸び感だけは憶えている。 「バカの壁」や「頭がいい人、悪い人の話し方」などミリオンセラーも出ているが書籍全体のシェアは2%で、その規模は変わっていないのだそうだ。 文庫が女性に支持されているが、新書は7割が中高年の男性。女性と言う宝の山があるのは分かっているがそこに行く道が見つからないとの事。 だって買おうと思う本がないんだもん。 04年の年間ベストセラー(新書ーノンフィクション部門) 1:バカの壁 養老孟司 新潮社 2:死の壁 養老孟司 新潮社 3:頭がいい人、悪い人の話し方 樋口裕一 PHP研究所 4:上司は思いつきでものを言う 橋本治 集英社 5:頭がいい人の習慣術 小泉十三 河出書房新社 6:江戸三〇〇藩 最後の藩主 八幡和郎 光文社 7:養老孟司の<逆さメガネ> 養老孟司 PHP研究所 8:禅的生活 玄侑宗久 筑摩書房 9:座右のゲーテ 斉藤孝 光文社 10:まともな人 養老孟司 中央公論社 始めてみたときにインパクトがあったので「バカの壁」は買ったが、3位から8位までは書店の立ち読みで大体読んでしまった。 内容が分かればわざわざ買って手元においておくほどのものではなかった。 最近は特にビジネスマン向けの人生論みたいな本や心理学をベースとして生き方指南的な本が多く見受けられるが、内容は浅くて雑誌的だ。 飲み屋のうんちくレベル?には良いかもねという感想だ。(傲慢に聞こえたらすみません。単なる感想です) それに毎月毎月かなりの新刊が出るので、やっぱり買おうかなと思って書店に行ってもない時が多い。だったらアマゾンに注文しようと思うほど、ほしいとは思わない。 それでも値段が雑誌並みに400~500円だったら月に3~4冊は買うかもしれないが、今のように700円から800円じゃ高いと感じる。 新書のもっていた良質な知を感じなければ、これからも買わないだろうな~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月15日 00時47分21秒
|
|