カテゴリ:思ったこと
今日は家庭問題の現状について現場の方に話を聞いた。
彼女の今扱っているケース。 1:母子家庭で母現在アルコール依存症、全く食事の支度どころか飲むか飲み潰れて寝てるかのどちらかで子どもはネグレクト。栄養失調で学校からの通報で介入。 2:家計の為と働き始めて母、職場で不倫し相手と家出。 父は早朝から夜中までの肉代労働についていて、子どもは常にカップ麺 のみでTVを見て一日中暮らしている。あまりの学習能力の停滞と不衛生な状態で学校の通報で介入 細かい事情は個々に違うが大体このようなケースが主だそうだ。 学歴と出身家庭に相関性なし。 特殊な家庭環境に育った人ばかりではない。 普通の家庭に育った普通の人と呼ばれていた人も多い。 とにかく親がすぐキレル。家事育児が面倒になるとすぐ家出したり、不倫に走り家庭を顧みなくなるパターンが非常に多いらしい。 こんな殺伐とした世の中になって、今後どうなるのだろうと真剣に不安をもらしていらした。 基本的には朗らかな方なのだか、全身から疲れと無常感が漂っている。 無理もないことだ。毎日こんなケースを扱っているのだから。 彼女じゃないが、こんな虐待の増加は何時になったら下降線になるのだろう。 こんな薄っぺらな人間関係に囲まれて育った子どもが豊かな人間性を育てていくことなど不可能だ。 またまた不能な言葉を聞いた。 未婚であろうが、既婚であろうが、子どもがいようが、いまいが 専業主婦であろうが、仕事を持つ主婦だろうが それだけでその人を判断して決め付けて話す、不毛な論理。 馬鹿馬鹿しくて反論する気もおきやしない。 というか、そんな人間に近づきたくもない。 専業主婦=三色昼寝付き 中にはそういう人もいるであろう。否定はしない。 会社で給料泥棒と言われている社員がいるのと同じ論理だ。 でも全てがそうではないのははっきり断言できる。 専業主婦がいるから、地域の活動や福祉活動、学校活動の補助など上手く回っているのは事実だ。 「くだばれ専業主婦」という本を書いた人がいたが、儲ける為の方便だと理解している。もし本気でそんなことを考えているなら世の中を知らなすぎる。介護も子育て支援もこのような人達が活動を支えている。 猪瀬何がしという作家が社会保険改革の中で三色昼寝つきの専業主婦がなんたらと発言したらしいが(この手の発言は頭に血が上るので健康の為読まないようにしている)彼の奥さんの考えを聞きたい。 これを肯定するならなんと薄っぺらで貧しい認識の夫婦であろうか。 怒る気力も起きないほどおっそろしくステレオタイプだ。 働く主婦=子どもとの関係が作れない 今時、パートを含めて働いている母はどこの学校でも半数は超えている現状で改めて反論する価値もない。 未婚又は子どもがいない=女として不完全 子どもを産めば良いっというもんじゃない。 虐待の現状を見聞きする度に心底そう思う。 組織で部下を育てている人は子育てをしっかりしているのと同じことだ。経験値から言うと血の繋がりはそんなに重要なファクターではない。 個々にあげていくと際限なくなるのでここでやめるが、 こんなその人の状況でその人全てを一言で断じる、品性と知性の貧しい人間が結構大手を振って歩いている。 その人の個を見ずに、バックグラウンドだけで根拠もなく決め付ける。 こんな貧相な考えしかできない親に育てられた子どもが親になると、上記のような貧しい子育てしか出来ない親になるのだろうか。 負の輪廻、負のスパイラルってやつだ。 あ~~あ、話を聞くと断れない、でも今は正直きついな~~~・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年11月08日 16時50分08秒
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