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カテゴリ:科学
2月2日付けの拙ブログで、「細胞学の常識を破ったリケジョに拍手!」と題して、新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」作製に成功した理化学研究所の研究ユニットリーダー、小保方(おぼかた)晴子さんを絶賛した。
ところが、論文データの改ざん、他の研究者の論文の盗用の疑惑が浮上した。決定的なのは他の研究者がSTAP細胞作成の再現ができないという点だ。発明者と同じやり方をすれば、だれでも作成できるのが科学である。余人のあずかり知らぬ職人技を発揮しなければ作成できないというのは、職人芸であっても科学ではない。 ということで、「理系女子研究者の星、ヒロイン」と言われた小保方さんの評価は地に落ちた。作曲の詐欺師、佐村河内守氏に近い存在に落下しつつある。 絶賛した私としては誠に残念、と同時に自らの不明を恥じざるをえない。私は韓国の朴槿惠(パク・クネ)大統領の就任時にも、冷えた日韓関係を改善する新リーダーとして期待するブログを書いた。その後の「告げ口外交」で「失望」したと書いたが、その時以来の失態である。 女性のリーダーやヒロインの評価は私の弱点、鬼門のようだ。 ただ、小保方さんは今でも真面目で熱心な研究者のように見える。理研という日本を代表する研究機関の中での研究であることも信頼された大きな理由で、このままでは理研の権威、信頼が失墜することは目に見えている。 なぜ、こんなことになったのか。もう少しマスコミが真相を明らかにするのを見守りたい。「お前は、この期に及んでもまだ信じたいと思っている。若い女性に甘いなあ」と言われれば、それまでだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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