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ナイト・ディーラー <株・為替・債券・石油などのマーケット・ニュースを報道・解説>

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ディノザウルスの騎士

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Feb 26, 2008
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 26日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前日比89円85銭(0.65%)安の1万3824円72銭で今日の取引を終了した。

 週明けのNY市場は、小安い水準で寄り付いた後すぐに上げに転じるも、午前にかけては方向感に乏しい展開が続いた。しかし、午後に入ってS&Pがモノライン大手MBIAの格下げ方向での見直しを解除すると発表した事を背景に、信用リスク不安が後退し、金融セクターを中心に買い戻しの動きが急速に強まり、引けにかけて株価は一段高の展開となって終了した。

 今日の東京市場では、モノラインを巡る救済策や格付け維持などを背景に信用リスク不安が後退すると共に、円相場がリスク志向の復活に伴い円安方向へと振れている事も支援材料となり、日経平均は1万4000円台を回復して始まった。ただ、朝方の買いが一巡した後は、目先の達成感による戻り売りや利益確定の売りから1万3900円台前半まで押し戻される場面もあり、中盤以降は手掛かり難から1万4000円手前で伸び悩む展開が続いた。

 午後に入ると、午前の地合いを引き継ぎ戻り売りや利益確定の売りから一段と上値が重くなり、小高い水準で一進一退を繰り返し方向感の乏しい展開が続いた。そして後場の中盤になると、上値の重さを嫌気し先物への見切売りが強まると日経平均は下げに転じ、その後は大引けにかけて軟調に推移し1万3800円を割り込む寸前まで下げ幅を拡大していった。

 東証1部の売買代金は概算で2兆4819億円、売買高は20億9370万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は291、値下がりは1369、変わらずは61だった。

 個別銘柄では、不動産セクターやが堅調。その他には、BS、信越化、住友鉱、コマツ、ミツミ、ソニー、東エレク、アドバンテスト、TDK、オリンパス、野村などが上げた。一方、医薬品・陸運・小売り、通信・電力株などのディフェンシブ銘柄が総じて軟調だった。その他にも、トヨタ、国際帝石、JT、京セラ、三菱商事、三井住友FGなどが安かった。

 大証の日経平均先物3月物も小幅ながら続伸し、前日比30円高の1万3920円で今日の取引を終了した。一方、シンガポール市場の日経平均先物3月物は、前日の清算値と比べ40円高の1万3915円で取引を終了した。

 S&Pによるモノライン大手MBIAの「AAA」格付け維持を背景に、信用リスク不安が後退しNY株が急伸すると共に、円相場も円安方向へと振れている事などを好感し、日経225先物は買いが先行し1万4000円台を回復して始まった。その後、1万4100円まで上げ幅を拡大した後は、戻り売りや利益確定の売りから急速に伸び悩み1万4000円台を割り込むと、中盤以降は1万4000円付近でもみ合いを続けた。

 午後に入ると、アジアの株式市場が総じて軟調に推移している事もあり、戻り売りや利益確定の売りが強まると、日経225先物は一段と伸び悩む展開となった。その後、後場の中頃にかけ上値の重さを嫌気し見切売りが強まると、日経225先物は下げに転じ、一時1万3800円ちょうどまで下げ幅を拡大する場面もあった。ただ、下値では押し目買い意欲も強く、引けにかけては再び上げに転じるなど、下値を底堅さもうかがえた。

 一方、東京外国為替市場で円は対ドルでもみ合い、15時時点では前日17時時点に比べ44銭円安・ドル高の1ドル=107円88-91銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、S&Pがモノライン大手MBIAの格下げ方向での見直しを解除すると発表した事から、信用不安への警戒感が和らぐと共に、NY株が急伸した事を受け、リスク回帰の動きによる円売り・ドル買いが優勢となった。

 今日の東京市場では、こうした流れを引き継いで円売りドル買いが先行して始まった。その後、日経平均が堅調に推移し円売り圧力が強まるものの、108円台前半に並ぶ実需筋の円買い注文の壁が立ちはだかり、円は昼前にかけて107円台後半までじりじりと下げ渋る展開となっている。

 午後に入ると、昼過ぎにかけて107円70銭台まで進んだ円買いの動きも一巡し、107円台後半でもみ合う展開が続いた。日経平均が後場に下げに転じた事で円買い圧力は強まるものの、今夜の米国の景気関連指標の内容を見極めたいとの思惑が先行し、総じて模様眺めムードからポジション調整中心の商いとなり、小幅なレンジでもみ合いを続けている。

 円は対ユーロで下げ渋り、15時時点では前日17時時点に比べ66銭円安・ユーロ高の1ユーロ=159円82-85銭前後で推移している。

 前日の海外市場では、S&Pがモノライン大手MBIAの「AAA」格付けを維持する姿勢を示した事で信用リスク不安が後退し、リスク回避姿勢が緩和された事により円キャリー圧力が強まった事から、円売り・ユーロ買いが急速に膨らんだ。

 今日の東京市場でも、海外市場での流れを引き継いで、円売り・ユーロ買いが先行して始まった。その後も日経平均が底堅く推移し、一段とリスク回避姿勢が後退するものの、160円台では実需筋の円買い・ユーロ売りや利益確定の円買い・ユーロ売りなどが下値を支え、円はやや下げ渋る展開となっている。

 午後に入ると、英タイムズ紙がモノライン救済策に関し不十分との見方を示した事が伝わった事や、日経平均が後場に下げに転じた事からリスク回避による円買いを誘い、ユーロ円は159円後半まで下げ渋る展開となった。その後は手掛かり難からもみ合う展開となっているが、今夜の欧米市場の動向を睨みクロス円は全般に上値の重い展開が続いている。





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Last updated  Feb 26, 2008 04:11:36 PM
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