2009/12/24(木)00:28
「ソフトウェア開発プロフェッショナル」を読み返してみた
「ソフトウェア開発プロフェッショナル」を読み返してみた。
「第2章愚者の金」では、得るものが多い。
・作ってから直す方式が最悪。
でも、この方式は、以下の2つのメリットのために
なくならない。
1)プロジェクトの進捗の証拠をすぐに見せることができる
2)訓練がいらない
この2番目の理由は大きいように思う。
逆に言えば、だからこそ、ソフトウェアエンジニアに対しては、
訓練が必要であり、考え方を教える必要がある。
・品質を優先し、バグ数を最小に抑えることを優先したプロジェクトは、
スケジュール、生産性とも、最良値を示した。
であれば、品質を最優先にするアプローチをとることが重要である。
最近起こった、デスマーチプロジェクトも、スケジュールを優先させ
失敗した例だろう。顧客も巻き込み、品質を優先させる姿勢を見せれば、
どうなっただろうか。
・ソフトウェアはソフトにあらず。これはその通り。
「ソフトウェアは変更が容易」との考えは、プログラム開発で最も有害である。