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カテゴリ:♯すこやかな成長をねがって♭
今日,15歳の少年審判に同席した。
少年は4週間,鑑別所にいた。 学校では手に負えなかったらしい。 そんな子もこの施設で内省を続けていた。 この少年は内省が不得意な子だ。 というより,家族と離れて一人でじっといることが 耐えられないということだ。 よく泣いているそうだ。 鑑別所の技官,家庭裁判所の調査官 短期間に少年及び少年を取り巻く環境を把握した。 父親は仕事に忙しく子どもとの会話はない。 母親は仕事の都合でよる7時以降の帰宅だ。 塾が毎日あり,少年の帰宅と塾に出かけ,すれ違っていた。 性格は,幼児的な自己中心的なものという。 この性格と受験勉強のストレスと両親との会話の疎遠が 非行の原因のようだ。 少年は,将来の目標は 夜回り先生のような先生になりたいといっていた。 私は心理学の専門家ではない。 この少年は,回りの環境を 受動的に受け入れることは不得意のように 思えた。 母親との絆が著しく強よく思える。 欧米では,子どもが生れたときから 親子の関係,おそらく母と子も 距離がある。 それに対し日本の母と子は距離がない。 それがあるときは,人格の形成によい風に 作用しているといわれるが, 過度の相互依存は,ひ弱な子にしてしまう可能性もある。 ところで,少年は今日はどんな夕食だったろう。 後1週間の中学生生活 この少年にとって,有意義なものであって欲しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.01 23:25:33
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