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テーマ:歴史から学ぼう(38)
カテゴリ:歴史から学ぼう
タイトル:海軍一軍人の生涯
~最後の海軍大臣 米内光政~ 著者:松田十刻 出版社:光人社NF文庫 満足度:★★★+ 『天皇の意中の人物は米内だった。 阿部内閣の総辞職が決定的になると、天皇は湯浅倉平に意見を述べた。 「次は米内にしてはどうか」 陛下自ら後継首班について言及することは、異例中の異例である。 天皇は三国同盟で紛糾していたとき不眠症になり、葉山に静養したことがあった。 それだけに、陸軍によるファッショ化の波を食いとめてくれる防波堤は、 もはや海軍にしかないと痛感していた。 米内はその防波堤となる最後の切り札に思われた』 … 『米内内閣に対する包囲網が狭まるなか、天皇は事態を憂慮していた。 同日、木戸に命じた。 「なお、米内内閣を信任している。このことを米内に伝えよ」 このようなことは異例中の異例であった。 天皇は米内内閣の実現を期待し、側近にもその旨を伝えていたが、 断末魔を迎えつつある今また、あえて続行するよう望んだのである。 しかし、このことが光政に告げられるのは、辞表が奉呈された十六日のことだった』 … 『米内内閣は、昭和十五年一月十六日に成立し、七月十六日に総辞職した。 米内を慕っていた各省の秘書官たちは、 十六日にちなんだ「一六会」という親睦会をつくり、米内亡き後も親交を温めた。 昭和天皇も「今日は一六会の日だね」と しみじみと側近に語ったという』 ……… 米内光政 (よない みつまさ)さんはこんな人です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんばんは~
名前だけは知っていたんですが、、 私にはまだまだ知らない事が多すぎます この年齢になってなおのこと痛感いたします 反省と機会があると読んで見たい本です ありがとうございました (2007年03月04日 19時57分35秒)
はあちゃんさん、こんばんは。
いつまでも、 知らないことって尽きないものですネ(笑。 だから、面白いとも言えるのですが(笑。 興味のあることくらいは 追って、突き詰めたいなぁ… そう思います。 (2007年03月04日 23時27分00秒) |