カテゴリ:こんなのみつけた
マリー・ラフォレが「美女の産地」アルメニア系だと以前書きましたが、同じくアルメニア系らしいアメリカ人の姉妹(?)が歌うロシア語版「恋のバカンス」に出会いました。合衆国内のアルメニア系ソングフェスティバルやロシア系移民の催事での常連演奏者みたい。昔からこの歌を聴くとバカンス真っ最中より夏の終わりの今ごろを連想します。
二木紘三のうた物語に詳しく記されていますが 1963年にザ・ピーナッツが歌ってヒットした和製ポップ(いまならJ-Popか)「恋のバカンス」は1965年に当時のソ連にわたり、ニーナ・パンテレーエワの『カニークルィ・リュブヴィー』として大ヒットしたそうです。「海で、青い海で」という歌い出しが印象的。 このころのソ連で唱われていたのは例えば「帰らぬひとを…」というタイトルで日本でも知られている「兵士の未亡人」(1964)。「リュドミラ・ジキーナがこの歌を歌い始めると、会場は女性たちのすすり泣きで満たされた(二木紘三のうた物語)」とか。 日本でバカンスという言葉が使われるようになったのはこの頃からだったと思うけど、ソ連でも「恋のバカンス」みたいな明るい雰囲気を求める人たちがいたのでしょうね。半世紀を経ようといういまでも唱い継がれている様子があれこれロシア語のクリップを覗いていくとよくわかります。 そんななかで川野夏美(青いドレス)と前田有紀が2005年に共演したものが「日本語バージョン」としてロシア語で紹介されているのが面白い。日本ではこんなに速いテンポで唱うのか、といったコメントもついている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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