カテゴリ:新いちょう大学校
今日は、新いちょう大学校のシンポジウムの日。午前10時から午後3時まで3件の講演(スピーチ)が行われ、午後の後半は、受講者からの意見交換が行われた。テーマは「現代という不確実な時代について」で、トランプ大統領選出や、イギリスのEC離脱などの現象を生み出した世界の動きにスポットを当てたものだった。シンポジウムのあと、妻の病院へ付き添った。明日からまた入院となる。
午前中は2人、午後は1人の先生からスピーチが行われた。 1.グローバル時代のナショナル・アイデンティティ 大阪大学適合小児発達学研究科 西村篤子氏 2.トランプを選んだアメリカ 大阪大学文学研究科 安井倫子氏 3.問題提起 新いちょう大学校 東 恭介氏 西村氏は、アメリカの人口に占める、白人以外の人種の割合が増加している現状を示し、現在の60%から40年後には43%に下がるとの予想があることを話した。ということは、アメリカは白人の国とはいえなくなるのだ。移民を制限すべきという議論はここからきている。 安井氏は、アメリカは移民の奨励と制限を繰り返しながら時代を乗り越えてきたと解く。移民は、自分たちは冷遇されていると思い、受け入れた側は、移民のせいで働き先がなくなったと思う。これが不満となってトランプに賭けたのだと説く。 東氏は、EUの成立過程とイギリスの従来からのスタンスを話された。アメリカに対抗するために作られたものだったが、初めから各国間で不協和音があり、イギリスは最も馴染めなかったのだ。今後のEUも前途多難とのこと。 画像は、各講師のレジメの冒頭部分。 ![]() 毎日テレビを見て、世界の動きなど知っている積りだったが、今日の話を聞いて少しものの見方が変るかも知れないと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.02.15 08:15:13
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