「北欧のあかり展」を見る
今日は昨日ほどではないが、寒い日となった。午前中はテレビを見たりしながら過ごし、午後は、大阪高島屋で開催されている「北欧のあかり展」を見に行った。この展覧会のことは、先週3月29日に放映された「新・美の巨人たち」で紹介されていたので、見たくなったものである。現代の日本の家庭の夜の明かりは明る過ぎる。外国で、個人の家庭に行くと、非常に暗いので戸惑ったことがあるが、元々、夜は暗いのが当たり前で、読書や夜の行動のため、ランプや蝋燭が長年にわたり用いられて来た。西洋は、電気が使えるようになっても、長年の慣習で、それほど明るいことを求めなかったのである。電気を用いるとどうしても明る過ぎる照明になるのだが、北欧では特に夜の照明の心地よさを追求して来たようだ。今日の展覧会では、そうした理想の照明を追求してきた北欧の巨匠の作品をいろいろ紹介したものである。展示会では、日本も、明る過ぎる夜を求めるのではなく、日本家屋に合ったあかりを追求すべきではないかと結んでいた。写真は、チラシ及び、展覧会の展示作品より。