千葉県八千代市の塾「個別学習ヴァージャー」塾長のつぶやき、かなり大声?!(ブログ)

2009/12/16(水)15:11

模擬試験。略して「もし」

中学受験、高校受験、大学受験生たちなら、 普通は一度ならず数度は経験するであろう模擬試験。 僕の模擬試験に対する考え方をちょっと書こうと思う。 模擬試験を受ける理由の最たるものは、当たり前に過ぎる答なのだが、 その模擬試験を受験する時点での学習到達度を測るためであろう。 ところが、模擬試験にはたいてい、 合否判定というものがもれなくついてきて、 その合否判定に一喜一憂させられてしまうということもよくある。 僕の考えでは、あくまでもその子その子の性格によって、 良い判定が本当に良い結果へと繋がるモチベーションとなることもあれば、 良い判定がかえってよろしくない結果を招聘してしまう、 世にもオソロしい逆効果へとなることもある、 そんな風に模擬試験の合否判定を捉えている。 もちろん、よろしくない判定が麗しい結果へと繋がるための、 強力なモチベーションへとなることも (実はこちらのほうが多いように感じている)、 その反対となることが多いのも事実である。 (これも多々あるように感じている) 良い合否判定を目にした時の恐ろしさは、 なんといっても「油断や慢心」を招く点にある。 また、よろしくない判定を目にした時の恐ろしさは、 モチベーションの低下や自信の喪失、 果ては受験そのものの再考などであろう。 どの段階の受験(中学、高校、大学)を考えた上で、 模擬試験を受験しているかによって、 模擬試験後の生徒たちへの僕の対応も当然異なったものになる。 僕自身の基本的な考えは、 「結局、模擬試験は模擬試験にすぎない」、 「もし = If 」だということに尽きるということである。 模試の結果を目にして、それをどう捉え、どう判断して、 そしてそれを来るべき本番のためにどう活かしていくのか。 この作業を真剣に考え、 実行していくのは他でもない受験生本人である。 親や塾の先生はあくまでも冷静な第三者として、 受験生本人のパーソナリティを十分に勘案した上で、 必要に応じて適宜アドバイスを与える存在に徹することこそが、 最終的に受験生本人にとって納得がいき、 同時に受験生の周りの者たちにとっても、 納得のいく結果へと繋がっていく、 僕はつたない経験ながらもこのように感じている。 模擬試験でどんなに点数が取れても、 また思い切り打ちのめされても、 それは良すぎることでもその反対のことでもない。 あくまでもその模擬試験を受けたものと全く同じ条件で、 本番の試験が「もし」実施されたとしたなら、 合否判定に限りなく近い結果が得られるであろうというだけのこと。 模擬試験のシーズンももうほぼ終了となるこの時期に、 模試の合否判定を目にしてニコニコしていたり、 落ち込んでいたりするよりも、 しておいたほうが良いことを粛々とやっていく。 それこそが「良いほうの " まさか "・・・!」を手に入れるための、 確実な方法だって僕は信じて実践しています。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る