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カテゴリ:ハムスター
最近ちょこちょこお邪魔しているあるブロガーさんが、二匹目のハムスターを飼育されたいとの記事があり
ちょっと気になったので、私がいつも参考にさせて頂いている「地下型巣箱」考案者入澤様のHPより記事を転載させて頂きます。 誤字脱字等があると問題もあろうかと思い、そのままの転載とさせて頂きます。 (記事の転載については入澤様のご許可を頂いて下ります。) ハムスター Q&A Q&A一覧 良くある質問 目次 ハムスターを2匹で飼う弊害について どんな弊害がありますか? 2匹飼いの弊害 【2匹飼いの弊害について】 ハムスターは、広い縄張りを持ち、そこに1匹だけで生活します。これは本能と習性です。 地中の巣穴に群れで生活しているプレーリードックとは正反対です。 1匹では寂しいだろうからと、ついつい2匹目を飼いがちですが、それは人間の価値観であって、ハムスターにとっては、とても大きなストレスになります。 【一匹で生活する本能と習性】 ハムスターは巣立った後は、広い縄張りを一人で守って生活する動物です。その縄張り意識はとても強いもので、ハムスターの本能と習性の代表的な一つです。 ハムスターが縄張りを守る手段は臭腺とマーキングによる臭いです。 ハムスターが縄張りを守る行動は、相手の縄張りを尊重して、避けますので、侵出して戦って縄張りを奪うという行為は無いようです。戦う武器を持ちませんから、平和的だと言えます。 しかし、侵入があれば、強い方が弱い方を追い払うという行動を、相手がいなくなるまで続けます。 【2匹飼いの弊害】 この本能と習性を持つ2匹のハムスターを、一つの部屋で飼育したらどうなるでしょうか? 先に飼われていた1匹は、自分が飼われている空間には自分だけが居ますので、1匹の時には縄張り争いのストレスはありません。 しかし、2匹目が来ると、臭いと音から、自分の縄張り(一部屋が縄張りになります)が侵されたことを知ります。強いストレスが生じます。 お互いは臭いでどちらが強いかを知ることになります。 強い方は、弱い方を追い出そうとします。この部屋から出て行くよう、威嚇します。 弱い方は、強い相手の縄張りを認めて、この部屋から出て行こうと思います。 【強い方のハムスターのストレス】 強い方は、弱い方を追い出したいのにいつまでも居座っているのでイライラします。これがストレスになります。 ハムスターのこの時の行動はマーキングです。1匹の時には見られなかったマーキングが頻繁に見られるようになります。 【弱い方のハムスターのストレス】 一方の弱い方は、この部屋から出て行きたいのに、出て行くことが出来なくて、大きなストレスを感じます。毎日毎日このストレスに晒されて、病気の引き金になる場合があります。 強いストレスを感じ過ぎて、死んでしまったと思われるケースの報告もあります。 【飼い主とのコミュニケーションが取れない】 2匹飼いをすると、ハムスターは縄張りを守ることと、相手のことで頭がいっぱいになってしまいますから、飼い主とのコミュニケーションの優先度が著しく低下し、馴れにくくなります。 つまり複数飼いすると、 (1)ハムスターのストレスの原因を作り、 (2)ハムスターを病気にしてしまう危険があり、 (3)しかも飼い主に馴れにくいということになります。 【雄と雌を飼った場合】 以上は2匹が同性の場合ですが、雄と雌の場合にはさらに複雑になります。 普通は、縄張り意識が優先しますが、発情期になると、お互いを求めて、すぐそこに居るのに会えないパニックになります。 この期間の2匹の行動は、何が何でも相手のところに行こうという必死の行動をとります。普段飛び越せないようなところも飛び越したりするのはこの期間です。 逢えないことでさらに大きなストレスを与えてしまいます。 また、逢わせれば交尾しますので10ほどの新しい命の責任を飼い主が持つことになります。 【2匹飼いを将来計画されている方へアドバイス】 ※ 群れで生活する動物と、単独で生活する動物が居ることを理解しましょう。 一匹では可哀そうと思う気持ちはとても良く理解できますが、、、ハムスターは単独で生活する本能と習性の動物です。 『地下型の巣箱』は複数飼いを否定しません。しかし、『地下型の巣箱』方式の飼い方で、ハムスターとコミュニケーションを楽しむことを目的とするならば、ハムスターの関心を飼い主だけに向けさせる方が、お互いに幸せだし、ハムスターが健康に育ちます。 複数飼いする場合は、まず1匹を楽しく飼ってハムスターの本能と習性による行動を良く理解して、ハムスターのマスターになってから、複数飼いに挑戦することをお勧めいたします。 その時に『地下型の巣箱』はとてもお役に立てます。 【2匹飼いをされている方へアドバイス】 (1)まず1匹で飼っていた時のハムスターの行動を思い出してください。 その時の行動が、単独で生活する本来のハムスターの【本能と習性】による行動です。 思い出せたら、2匹飼いした時のハムスターの行動にそれまでと異なっている部分があることを、知っていただくことができます。その違いが、2匹飼いのストレスの表れになります。 (2)『地下型の巣箱』でストレスを軽減。 【地上の環境】では2匹飼いのストレスにさらされますが、『地下型の巣箱』の中は、自分の家であって、最も安心できる場所になるので、家にいる間は、ストレスが軽減します。 (3)食べ物を豊富に与えてください。 縄張りを主張する主な要素の一つに食べ物の確保があります。必要な食べ物を確保できるだけの広さが必要だからです。 したがって、食べ物が豊富にあることで、安心すれば、縄張り争いが本能と習性とはいえ、和らぎます。 (4)以上の条件が満たされれば、『地下型の巣箱』の中にいる間は、縄張りのストレスが軽減するので2匹飼いによる弊害が和らぎます。 ≪対象のハムスターと回答者≫ ◎ ここは、『地下型の巣箱』方式で飼育しているハムスターを対象にしております。 ◎ 回答責任者は、『地下型の巣箱』入澤二郎です。 以上 入澤様のHP上のQ&Aよりの転載でした。 他の書籍、または他の方のブログの記事などでは様々なことが書かれているのでイロイロと悩むことが多いハムスターですが 私としては入澤様のHPを参考に今後もチュー太のお世話をしていこうかと思います。 ちなみにチュー太は寝てます。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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