【疲労回復】目を温めると疲労回復効果が全然違う【自律神経】
こんにちは。やまです。今日は疲労と目の関係についての話です。パソコン作業のしすぎで眼精疲労がある方には、特に参考にしてもらえると思います。みなさんの中でも、日々の疲れが目から来る、という人は多いと思います。「頭が痛い」「肩がこる」「目がかすむ」「なんとなく調子が悪い」、これらは眼精疲労が原因でも起こります。これらの原因が、全て『目』からだとしたら?今回はその眼精疲労を取って、快適な生活を取り戻す方法についてです。参考にした書籍は「目を温めると身体が自然によみがえる!」著者の森岡清史氏は、全国でも数少ない「眼精疲労治療室」で眼精疲労を専門的に治療している眼科医です。まず、眼精疲労について説明します。眼精疲労は、疲れ目が続いて、目がこわばった状態のまま固定されてしまう状態のことです。専門的な説明になると、毛様体筋が収縮したままになりピントを合わせられなくなる状態、です。この眼精疲労になるとどうなるか。ピントが近くに固定されることで自律神経、交感神経のスイッチが働きっぱなしになり、自律神経が疲労します。(ピントを近くにするとき、実は副交換神経が優位になるのですが、現代人がピントを近くに合わせる時はたいていデスクワーク時で交感神経が優位になるので、自律神経に混乱が生じて疲労する、という医師もいます。「すべての疲労は脳が原因(梶本修身)集英社新書 参照」)自律神経の調子が悪くなると、当然その他内蔵やメンタルの調子も狂うので、「身体の不調」として現れることになります。ただの目の疲労が、「全身の不調」になっていくわけです。ではこの眼精疲労、どうしたら回復するのか。一番効果的なのは、「目のまわりを温めること」です。目のまわりをあたためると、毛様体筋が緩み、血流が良くなり、自律神経が整い、身体の調子が良くなっていきます。この時、目のまわりを冷やしてはいけません。ひんやりして気持ちいいですが、毛様体筋が硬くなり血流が停滞するので、疲労がたまってしまい逆効果です。あとは、涙を流すことも疲労回復に繋がります。目を温めることで涙の分泌が促され、疲労物質が流れていくためです。著者がおすすめしている眼精疲労回復法は、アイマスクをする、です。著者は眼精疲労の専門医として様々な研究をしていますが、その研究の中で「アイマスクを装着後の温度変化」について報告しています。アイマスクをつけて3分後、目のまわりの温度は『0.5℃』上昇します。10分後、『0.8℃』上昇し、その後は上昇せず平行線になります。たった0.5~0.8℃上がるだけですが、それで十分です。温度が上がるということは、目のまわりの血流が良くなることを意味し、酸素が供給され疲労物質が流れていくということです。アイマスクで目のまわりが温められることで、毛様体筋の機能も改善するため、自律神経の疲労が抑えられ、結果的に疲労回復になります。ちなみにこのアイマスクですが、著者と山本化学工業が共同開発した「バイオラバーアイマスク」を使用すると、装着3分後に1.0℃上昇、30分後には1.3℃上昇するという結果が出ています。身体から放出される赤外線を反射して装着箇所を温めるというものですが、通常のアイマスクと比較し疲労回復効果が高く、毛様体筋の緊張が低下しピント調整機能が改善するという研究結果も出ています。本気で眼精疲労を改善させたいなら、これを使わない手はないです。昼寝の20分程度つけるだけでも、かなり効果があります。このバイオラバーアイマスクは私も使用していますが、本当に温かくなる(アイマスクを外したときにアイマスクもすごく温かくなっています)ので、オススメです。私は自宅用で1つ、職場にも1つ置いて使用しています。笑バイオラバーアイマスクは、この書籍についてきます。目を温めるには、市販の「めぐりズム」もいいと思います。ただ、使い切りでコストが高い点と、使用後すぐ冷めてしまう点で、バイオラバーアイマスクをオススメします。ここまでの話をまとめると・目の疲労が全身の疲労の原因になっている・目のまわりを温めることで自律神経が休まり、疲労が回復する・目のまわりを温めるには、アイマスクが良い(バイオラバーアイマスクだとより良い)となります。今日からでもすぐに効果を感じられるので、日常的にパソコンやスマホを使って疲れている方、ぜひアイマスクをして目のまわりをあたためてみてください。とくに昼の仮眠時や夜寝るときに温めると、起きたときのスッキリ感が全然違うことに驚くと思います。ぜひ、試してみてください。目を温めると身体が自然によみがえる! [ 森岡 清史 ]