本当の美しさを求めてーかぐや治療院

2015/12/10(木)11:58

フードファディズムとは?

フードファディズム (food faddism) とは、食べものや栄養が健康と病気に与える影響を、熱狂的、あるいは過大に信じること。 マスコミで流されたり書籍・雑誌に書かれている「この食品を摂取すると健康になる」「この食品を口にすると病気になる」「あの種の食品は体に悪い」などというような情報を信じて、バランスを欠いた偏執的で異常な食行動をとることを言います。 つまり、"フードファディズム"とは…「様々な媒体(マスメディア)や食品・健康食品産業などから、毎日、大量に垂れ流しされている食べ物・サプリメントに関する健康・栄養情報を過大に評価したり、過信すること」です。 米では、日本とは少し意味合いが異なり、「信念があって、偏食する」という意味から、"ベジタリアン"、"拒食症"、"新興宗教"による偏食まで、この"フードファディズム"に含まれているそうです。 日本では"フードファディズム"に関する色々なブームが・・・ 「βカロチン」「オレイン酸」「ドコサヘキサエン酸(DHA)」「クロレラ」 「有機野菜」「無農薬野菜」「天然酵母」「有精卵」「プロポリス」「オリーブオイル」「黒酢」「黒砂糖」「食物繊維」「ポリフェノール」「カプサイシ ン」「イソフラボン」「カテキン」「オリゴ糖」・・・ 最近でも、「コエンザイムQ10」「α-リポ酸」「ガジュツ(紫ウコン)」 「ココア」「スキムミルク」などなど…。次から次と枚挙に暇が無く、マスコミと結託した商魂たくましい企業の術中に、はまっている感じは、否めません。 "フードファディズム"推進の背景 1.健康効果(万能的効能)をうたう目新しい食品・成分の爆発的流行 ある食品を食べたり、飲んだりすることで、健康問題が、全て解消するようなイメージが作られ、大流行したりする。 2.食品や食品成分の"薬効"を強調 大きく期待させて、その食品や特定成分の摂取を勧める健康食品やサプリメントに多い。 「がんに効く」「糖尿病に効く」「高血圧に効く」などの表示は、"薬事法"に抵触します。実際に、これらによる逮捕者も後を絶たちません。 中国産ダイエット用健康食品「天天素清脂こう嚢」による健康被害が、20都県44人に、拡がった。 3.食品に対して、不安をあおり立てる 食品を単純に「良い」と「悪い」の2種類に分けてしまう。この中で「良いモノ」だけを勧め、「悪いモノ」は罵倒し、消費者の購買意欲をあおる。 上記3つのタイプは、それぞれが単独で存在するというよりは、それぞれに密接な関わりを持っています。根底にあるのは、これらをうまく組み合わせることによって、消費者の目をうまく欺き、利益の継続を図ろうとするモノです。 "フードファディズム"を推進してしまった社会的背景 1.充分過ぎる食料が、供給されている。 普段の食事に飽きてしまった日本国民は、「ナチュラル志向」などと伴い、健康食品やサプリメントなどに、強い興味を示すようになった。 2.過剰なまでの「健康志向」や「健康であらねばならない」という強迫観念 が、マスコミを通じて、過大に伝えられ、社会全体をあおっている。 3.食料の生産や製造、流通に対して、漠然とした不安や不信がある。 ここ数年、特にBSEや原産地の偽装表示など「食の安心・安全」が、益々クローズアップされてきた。 4.イメージや情報に流されやすい人がたくさんいること 例えば、これを飲んで軽い足取りで歩いている姿...を見せてその商品を飲むと消費者が勝手に痛みがなくなるというイメージを抱いてしまう。 5."トクホ制度"の規制緩和 現状のトクホ(特定保健用食品)は、様々な証拠データの提出を義務付けている。しかし、近く、規制緩和により、データを提出せずに「根拠は必ずしも確立されていない」という文言を添えることで、表示が許される"条件付きトクホ"が認められるとのことです。 これらの社会的背景も3タイプ同様、5つが入り組んで、"フードファディズム"に陥りやすくさせています。 "フードファディズム"の問題点 1,健康食品やサプリメントの「過剰摂取による弊害」が起こる可能性アリ。 2,「弊害の危険性」について、情報発信されていない(良い情報ばかり)。 3,偏食により、栄養バランスが、崩れる可能性アリ 4,病院で治療を受けているのに、"本来の治療"をないがしろにする可能性アリ 5,入っている成分が、すべて体に吸収されるという妄想。   実際は、有効成分よりも、体に有害な成分の方が、体に吸収されやすい。 "フードファディズム"に陥らないための対策とは? 1,"メディア・リテラシー"を身に付ける。 情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力のこと。 「情報を評価・識別する能力」とも言え、カナダ・イギリスおよびオーストラリアでは、カリキュラムに取り入れるよう国の政府が指定しています。アメリカ合衆国での扱いは、州によって異なります。アメリカ合衆国以外では、メディア・リテラシーが単に「メディア教育」と呼ばれることも多い。 2,"自分の体の声"に、耳を傾けるべし。  この分野の権威である群馬大学の高橋久仁子教授は「食べ物や健康への関心が高く、健康維持を考えた食生活を実践 しようとしている人ほど、正しい情報だけでなく、誤った情報も、信じる傾向がある」と指摘しています。 3, "健康"ということに、こだわり過ぎない。 特定の食品を多く食べるのは勧められません。 「健康食品はともかく、普通の食品を多めに食べても悪くはないでしょう。少しでも排出効果がありそうなら、子どもにはなるべく食べさせたい」というお母さんの話をよく聞きます。 しかし、よい食品も食べ過ぎれば、特定の栄養素の過剰摂取につながったり、ほかの食品を食べられなくなったりする弊害を生じます。 また、厚生労働省の平成23年7月の審議会で、国民が原子力発電所の事故以降、食品経由でどの程度被ばくしているかを推計した数値※が公表されました。 3月から4カ月間の推定値は全年齢で0.034mSv(ミリシーベルト)、小児で0.065mSv(ミリシーベルト)。 私たちは通常、食品中に含まれる自然の放射性物質から年間0.4mSv(4カ月間で0.13mSv(ミリシーベルト))を被ばくしています。それに比べて小さい数値です。 こうしたことを合わせて考えると、特定の食品を多く食べることは勧められないのです。 特定の食品にこだわるのではなく、バランスのよい食品構成が「健康維持に役立つ食事」なのですね。 日本人の標準的な食事(1日1,800キロカロリー 摂取)の例として選定した標準的な食材。     皆様、各食品が少量なのに驚かれたかもしれませんね。今、食べ過ぎの人が多く見られます。 私はかねてから食べ物はエネルギーのため(つまり身体を動かすため)に食べるのであって、栄養をとるためでは無いとお話ししてきました。ですからあまり運動をしない人はほんの少量で良いのです。ダイエットしなければならないと思っている人は食べ過ぎだと言うことです。つまりカロリーが余っているのです。 注意することは、生野菜や果物、根菜類でもたくさん食べるとそのアクで寿命が縮まってしまいます。春に食べる蕗やワラビ、タケノコなど少量食べるのは身体から悪いものを出やすくするので摂っても良いのです。皮のあるものは全部むいて食べましょう。小鳥だって皮は食べませんね。肉食に偏っている人は生野菜も多く必要かもしれませんが... →シンプルライフ さて、実はライフスタイルを変えない限り、健康を手に入れることは難しい。生活習慣病から遠ざかるようなシンプルなライフスタイルが、 そもそもフードファディズムから遠ざかり、健康を手にする近道なのです。 にほんブログ村←ポチッとね

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