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カテゴリ:MBA留学
昨日は、アグリビジネスの授業の一環で、農業実習に行ってきました。
「アグリビジネスを学ぶ我々の中に、農家に行ったことがない奴がいるなどということは、あってはならない。」ということで、学生中心で企画されたもの。 ボストンから、車で1時間くらいのところにある有機農家に行ってきました。 天気は快晴、気温も温暖、農場訪問には素晴らしいコンディションです。 まずは、ほうれん草やレタスの苗を育てているグリーンハウスを見学。 続いて、鶏を見学。 こんなちっちゃいヒヨコちゃんが、 数週間でこんな大きな鶏になります。 続いて、これからレタスを植える予定の10ヘクタール(1ヘクタールは100mx100mだから、だいたいサッカー場一個分くらい)の巨大な畑へ。 これだけの巨大な畑を有機栽培でやるのは、草むしりや害虫防止などの作業が、さぞかし大変だろうなあと思います。 でも、案内してくれた経営者が言っていたのは、アメリカでは、有機栽培の認定基準がとてもゆるく、 仮に多少化学肥料や殺虫剤を使っていても、ランダム・チェックとかもないし、ほとんどばれることはないそうです。 だから、本当にまじめに有機栽培をやっているうちのような農家は報われないのだよ、と言っていました。 なぜそんな緩い基準になっているかは説明してくれませんでしたが、僕の想像だと、まじめに有機栽培をやってたら、農家の採算がとれなくなってしまう、などの政治的な理由があるんだろうなあと思います。 アメリカはホールフーズみたいな巨大な有機食品スーパーのチェーンがあって、有機食品がちまたにあふれています。 農家出身の僕としては、農民不足の現代において、本来は手間のかかる有機食品をよくそんなに大量生産できるよなあと不思議に思っていたのですが、認定基準が緩いということであれば、すっきり謎が解けた気分です。 ちなみに、経営者がいうには、日本の有機栽培基準が、世界で一番厳格で、一番まともだそうです。 たから、日本の有機野菜は本当の意味で無農薬栽培されているから、高い値段を出す意味があるとのこと。 ただ、経営者が言っていたのは、結局のところ、有機だろうが、化学肥料を使っていようが、取れたてのフレッシュな野菜が一番うまいのさ! 有機野菜だって、古くなればまずくなるし。 まったく賛成です! 農場見学のあとは、コーンブレッドとマメの煮物をつまみに、地元の大麦から作った地ビールを飲み、ちょっとしたパーティーみたいになりました。 特に地ビールはものすごくコクがあっておいしかったです! * * * 農家でフレッシュな食べ物に舌鼓を打ったあとは、大急ぎでボストンに戻り、1年生たちが主催してくれた追い出しコンパへ。 久しぶりに1年生、2年生の大団円で、楽しい会でした。 企画してくださった1年生の皆様、ほんとうにありがとうございました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 19, 2008 11:50:54 AM
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