高知中央地区で独立型漁師になるには
高知中央地区で自分で船を構えて独立型漁師になるには以下のポイントや課題がある。高知沖でうるめが釣れない今、鰹鮪の曳縄漁1本もしくは曳縄漁+縦縄漁が漁の主体となる。漁1本で営業利益を出せるようになるまで最低10年の曳縄漁修行が必要である。黒潮が近くてよく釣れる足摺沖13号ブイは泊まりでしか行けない。危険なシビ漁を会得する必要がある。年金生活者になって漁師をする。遊漁船、警戒船、もじゃこ等のアルバイトで収入の下支えをしながら曳縄漁を主体とする。ほとんどの人が高知中央地区で独立型漁師を目指す場合は上記6点がポイントとなるかと思われる。私の場合は単価の高いIT系のアルバイトをしているので十分収益も上げているし、漁で発生する損失など楽にカバーできているしちゃんと所得税や住民税の納税もしている。本来私が目指したいのは曳縄漁とシビ漁の経験を積んで漁1本で生活できるようになることだが、おそらくそれは一生無理だろう。最大の問題になるのが漁場の遠さだ。高知中央沖には足摺沖の様な最強の13号ブイもないし、室戸沖のような瀬もない。したがって乏しい漁場で可能な限りの多くの魚を獲れるように成長する必要があるのだ。そんなのおそらく無理だ。したがって今後をよく考えると、曳縄漁とシビ漁の経験を積んで腕を上げながら、遊漁船や警戒船の副業を続けることだ。このように高知中央地区で独立型漁師を希望している人は、漁以外の収入で漁の損失を如何に補うのかを十分検討しておく必要がある。