昨日の曳縄漁水揚げは久しぶりの70kg越え!
この日は先ず黒潮牧場へと向かった。出だしは決して思わしくなかった。ほぼ1時間ほどで釣れたのはビンが2匹程。今日もダメか。そう頭をよぎったのが本音だ。この日の12号ブイには4隻しかいなかったのだが、その内の1隻「松栄丸」に執拗な嫌がらせを受けた。先ずは本来やってはいけない先行船の内側に入って進路をふさぐことだ。「松栄丸」はこれをやった上で私の船が邪魔だと言わんばかりに警笛を鳴らしまくってきた。嫌がらせはさらに続いた。今度は自船が「松栄丸」の後ろについたのだが、ブイ近くに停泊しているプレジャーボートとブイの間を通って行った「松栄丸」が自船の前のブイ脇で突然停船したのだ。当然ながら自船は行き場がなくなる。その結果「松栄丸」の取舵側三槍と自船の面舵側三槍が接触し、その被害を最小限にしようと避航行動を取った自船は黒潮牧場に激突しそうになったのだ。なぜそこまでして相手船をいたぶる必要があるのだろうか?しかもこのブイにはたったの4隻しかいないのに。全く理解できない。この嫌がらせを受けてから自船は黒潮牧場から少し離れたところで漁を行い、「松栄丸」に出来るだけ近づかないようにした。とにかくこの「松栄丸」も私にとって絶対許せない船となった。この日のブイではその後10時近くになってもポツポツとビンとカツオが釣れ続け、「これではギリ赤字だな~」と思うほどは釣れた。かなりの時間をブイで費やした後、漁港に戻る事にしたのだが、その帰路で大型のカツオが少しとヨコが大量に釣れ始めたのだった。特にヨコは釣れに釣れ続け久しぶりのトータルで70kgオーバーの水揚げをすることができたが、慣れない大漁に体は悲鳴をあげて手足がつりはじめた。仕掛けトラブルも多かったし、ブイで納得のいかないイジメに遭遇したが結果的には良い一日となった。しかし、いろいろと疲れてしまう一日でもあった。