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2022年02月16日
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カテゴリ:漁業研修
鯛釣りばっかりの記事を書いていますが、私はウルメイワシ漁師を目指す研修生です。
なぜ鯛釣りに行っているかというと、単純にウルメイワシが全く獲れないからです。
そうなるとカツオやマグロを狙う曳縄漁や、鯛を狙う立縄漁の装備も経験もない私にとってはやることがないため、操船や水揚の練習をするために仕方なく鯛釣りなどの小釣りに出掛けているわけです。
ちなみに今年の8月から3カ月曳縄漁の研修をする予定です。

ウルメイワシ漁をする漁師も高齢化で年々減少している上に肝心なウルメが獲れないとなれば、高知の宇佐名物ウルメイワシはこの世か消えていく運命にあります。私はウルメがいつかは宇佐沖の海に戻ってくると信じてウルメイワシ漁を学んできました。40代後半でぶっちぎりの若手ですが、ウルメ漁師が絶滅しないよう頑張っていこうと思います。

今日は本来私の本業であるべきウルメイワシ漁の道具の作り方をご紹介します。
こちらが完成した道具です:


この仕掛けの両端に1kg以上あるオモリを付け、船のトモで左舷側→右舷側→左舷側と仕掛けを落としては引き、落としては引きといった要領で漁をするわけです。
仕掛けを引くとイオキリと呼ばれるローラーにイワシが入り、口が切れて下のクーラーボックス内で即刻氷締めされます。これをウルメの多鈎釣りとよびます。
釣れる時には1回の漁で100kgものウルメイワシが釣れます。

一本一本のフラッシャー針はこんなものです:


人によりますが私の場合は1本のウルメ仕掛けに120本のフラッシャー針をつけています。
つまりこのような針を速攻で作れないとウルメイワシ漁師は務まらないわけです。
私はこの針の作り方を「最速で最良」を追求し、改善を繰り返してきました。
そのフラッシャー針の作成方法はこちらの動画で紹介しています:


ハリスはナイロン6号を、針はウルメ針8号を使用しています。
アジやサバを狙うときのサビキ作りにも応用できるので是非参考にしてくださいね。
ちなみに私が昨日釣ったカイワリは白とピンクのフラッシャー糸にオーロラ糸を付けて、同じ縛り方で作った仕掛けで釣り上げました。

このフラッシャー針を括り付ける幹糸にはヨリチチワを作っています。
当然ですがこのヨリチチワ結びも「最速で最良」を追求した方法があるわけです。
その結び方はこちらの動画で紹介しています:


作った仕掛けは何度か繰り返して使います。
上で紹介した以外にも:
  • オモリの作り方
  • オモリ取付け用ステンレス環の釣り方
  • 仕掛け台の作り方
  • リーダーの結束
  • 仕掛けが船下で絡んだ時の対処法
  • シーアンカーの投入と回収
  • 漁場の異動と仕掛けの再投入
など学ぶべきことは多いですが、微力ながらこの文化を守っていければいいと思っています。
ウルメイワシさん。お願いですがから戻ってきてください。

このウルメイワシ漁ですが「短期研修」という形で高知県土佐市にある宇佐漁港で一緒に乗船して体験することができます。
高知県漁業就業支援センター​の人たちが支援してくれます。
漁業研修といっても2種類ありまして、収入の安定する定置網や底引き網をする企業に勤めるための研修が多いですが、私は気楽に一人でのんびり漁がしたいので独立漁師を目指しています。
船の調達とか漁法の習得とか何かと大変ですが、しがらみ無く一人海の上で自然のみを相手に仕事ができるのはある意味贅沢な生き方かなと思います。
ウルメが戻ってきたら一緒に漁に行きませんか?





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Last updated  2022年02月18日 07時53分47秒
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