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カテゴリ:独立型漁師
もう2年以上前になるだろうか、新型コロナで在宅勤務となり自分で自由にできる時間が増えたため、暇つぶしに次の資格を取得した。
2は明らかに1を持っている上で漁師になるのに必要な資格だ。この時には漁師になることを決めていた。 3は漁師だけで食えなかった時に副業として全国どこにでもあるガソリンスタンドで働くためだ。 1を取得した後私は東京池袋で開かれた漁師フェアに参加した。 そのフェアで痛感したことは独立型に絞っていた私に選択肢が少ないことだ。 就業型漁師は自分には向かないことは分かっていた。 独立型漁師を探して目についたのは東京の離島地区、次に広島のタコ漁、次に大分の関サバ関アジ漁だ。 他にも熊本の天草辺りで募集が有ったかもしれない。 しかし、わたしの目にとまったのは高知県での独立型漁師就業支援だった。 なぜかと言えば私はその時既に三度高知県を訪れており、岩登りに興じていたからだ。 結果私の選択肢に高知以外になくなったのだ。 問題は高知のどの地区で漁師になるかだ。 漁師フェアの後に参加するのは就業希望地での短期研修だ。 先ず行ったのは現在の所属先の宇佐。 次に行ったのは高知西部の佐賀だ。 佐賀は漁場に恵まれているが宇佐での漁師生活は厳しい。 確かに短期研修中も宇佐ではほとんど釣れなかったし、佐賀ではたくさん釣れたのだ。 しかし私は宇佐に決めた。高知市に近いし土佐市もそこそこ栄えている上にどこの岩場にも近いからだ。 そして宇佐での漁業長期研修に入り、宇佐所属の独立漁師になったのだ。 高知市が近いので自分で高く魚を売りさばけるし、人口密集地が近いのは遊漁船業にも有利だ。 1、2の資格は生きたが、3の資格は役に立っていない。 副業としてやるにはスタンド業務に割り当てられる時間が少ないからだ。 3を取るよりは第一種電気工事士の方が資格の需要の高さと、副業としての柔軟な就業スタイルをつくれたかもしれないし、何といってもたくさんやることになる自船の電気工事に困らない。 結局私は副業で長年やっていたIT業務をこなしながら、可能な限りマグロ・カツオ漁に出るスタイルに落ち着いた。それが最も自分の独立漁師生活を支えるのにふさわしいからだ。 漁単独では赤字まで行かないが、ほぼ生活はできない。 生きていくために副業が必要なのだ。 IT業務ならフルリモートでできるし、自動操舵中は海上でもTeamsやSlackで仕事ができる。 実際漁場の往復には何時間もかかる。この時間でITの仕事をするのは理にかなっている。 今、高知の室戸、土佐清水、佐賀で漁だけで生活ができている人たちはかなりの達人だ。 シビ漁で稼ぐという手もあるが、巨大魚の力で指が飛ぶ危険性が大きい。 今後漁師を目指す人たちへ。 とりあえず高知で独立漁師になるなら:
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Last updated
2022年11月02日 10時41分24秒
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