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カテゴリ:独立型漁師
よくある感じで自船の接岸場所には左右に先輩漁師の船がある。
8月2日に急遽予約が入った鯛釣りの出船時に、自船の手すりに自船のアンカーロープが引っ掛かりそのロープが取舵側の碇に絡んでしまったため、取舵側の船が岸壁に寄せられなくなってしまったのだ。 出港後はそんな酷い状況になるとは考えも及ばなかったが、営業を終えて着岸した自船も自船のアンカーロープを取る接岸できない状況になっていた。 もちろん出港中も取舵側の船からは苦情の電話が入り続けた。 かなり頭に来ていたのだろう。私の船を港の別の場所に船を移動しろとまで言われてしまったのだ。 原因はロープが手すりに引っ掛かったことで自船のアンカー自体が動いてしまったためだと思い込み、帰港後にお客さんを無事降ろしてから船を使ってアンカーロープを引っ張りまくったが埒が明かない。 散々頑張ったが当日は諦めて帰宅した。 翌朝4時に起きて自船を別の接岸場所へと移動し、船外機で移動して元の係留場所のアンカーロープを辿って海中へ潜った。 しかしたったの4~5mほどの水深なのにもう何年も泳いでいない自分には息が続かない。 途方に暮れていると、昨年もじゃこ漁のアルバイトをさせてくれた船頭さんが助けに来てくれた。 何度か潜ってもらってもらったところ、自船のアンカーは動いておらず、アンカーロープだけが取舵側の船のアンカーに絡んでいただけだった。 その絡んだロープを外してもらい万事解決したのだ。 取舵の船にも、助けてくれた船頭さんにも散々叱られたが、ひとまず問題が解決してよかった。 潜ってくれた船頭さんには謝礼を断られたが、差し障りないものをお礼に持参した。 自船は結局元の接岸場所に戻し、自船、他船全船台風6号対策のロープを取ることができた。 これまであまり仲良くできなかった取舵の船の電話番号も入手でき、今回迷惑を掛けたことが切っ掛けでコミュニケーションを多くとることができた。 辛かったが雨降って地固まるとはこういうことを言うのだろう。 漁師になってまだ2年の素人だから大目に見てもらえているとは思うが、同じミスはもう二度とやられん! 出港前のアンカーロープ目視確認を必須とすることを決めた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年08月07日 14時22分14秒
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