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カテゴリ:独立型漁師
今年は戻り鰹が土佐湾に入ってこない。
去年はこの時期土佐湾でカツオが安定的に釣れたのに今年はゼロだ。 戻り鰹は黒潮を南下してくるので和歌山県沖のカツオの漁獲量を日々チェックしているのだか、カツオの水揚量は毎日ゼロ続きだ。 定置網にウルメは入っているようだが、宇佐沖でウルメの試釣に何度か出たお仲間船の釣果は寂しい限りだ。 唯一例年になく釣れているのはアマダイだ。 縦縄漁で大型のアマダイが多数上がれば1日で4~5万になる。 しかし縦縄漁だ。 潮流を読む能力と熟練した操船技術が必要だ。 風がなければ私でもなんとかなるが、この時期海上で風がない日なんてない。 したがって縦縄漁は選択肢になり辛い。 では何をするべきか。 私の場合は遊漁船のメニューを増やすことだろう。 最有力メニューは釣るのが難しくて楽しいカワハギだ。 次に来るのはテンヤタチウオだろう。 とにかく船で飯を食える状況を作らなければ、漁師になった意味がない。 誰も助けてはくれないので自分でいろいろとあがいてみるしかないのだ。 高知中央地区での漁師就業を希望する方々へ。 この地区の漁師という職業にはこういう時期が必ずあります。 1年の内こういう時期は結構あります。 それでも船の事業収入で生活ができる事業の組み立て方はいろいろあるのですが、漁師一筋という考え方だとよほど才能に恵まれていない限り間違いなく短期で行き詰まってしまいます。 もしくはそれでも普通に生きていける財力が既にあるかです。 僕は貧乏なので嫁さんに頑張ってもらうしかないかな。 ちと情けないけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023年12月09日 23時03分01秒
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