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カテゴリ:遊漁船
今日は遊漁船業者向け説明会の続編を書くことにした。
前回投稿した記事だ。 結局のところ土佐湾で営業している漁船タイプの船を使っている私の場合、新たに導入することになるのは次の2つと思われる。
2はEPIRBでも良いのだが、AISの方が安価で済むとの事だ。 あと必要なのは特定操縦免許講習を受講する必要があるようだが、こちらの詳細についてはまだ情報がない。ただし、この講習を受けないと正式に使える「特定」免許がつくれないらしい。 衛星携帯とAISの出費にはおよそ40万円必要だ、北方で営業している場合は非常用イカダも必要となるため100万円近い出費となるだろう。 今回は3回目となる説明会を聞いたのだが、これらの設備に関する補助金の支給については「検討しまーす」といったふざけた回答しか得られなかった。 国交省、水産庁、いいかげんにしろ。 そりゃ設けている遊漁船もこの世には多くいるだろう。 しかし私は開業1年ちょっとの零細経営だ。常連客なんていない。 Kazu1の事故に起因する法改正は理解できるが、国は結局そうゆう零細遊漁船経営の業者を潰そうとしているだけじゃないか? 私の船なんか月に1回予約が入るかどうかだ。 これに保険料のアップ、特定操縦免許講習受講費の負担、衛星携帯の購入と月額費用の支払い、AISの購入と設置工事。これらにかかる費用をどうふたんすればよいのか教えてほしい。 今回確実に感じたのは、人気のない遊漁船は廃業の道を選択せざる負えなくなる可能性が高いということだ。国よ。一つの産業が衰退しようとしている。その原因は国にある。 よくよく考えて制度設計を見直してほしい。 ここからは続編だが、衛星携帯とAIS導入を義務付けられた遊覧船業と違い、遊漁船業は産業の規模が異なる。遊覧船業と同額のAIS導入補助金を恐らく水産庁は出せないだろう。救命イカダもしかりだ。 結局は、保険の変更と遊漁船業務主任者講習の変更と特定免許の変更だけにとどまるのではないかというのが現時点での予測だ。衛星携帯は高額すぎるのでドコモユーザーは海上でもスマホが使えるようになるHAPSのサービス開始を待つ方が得策かと思われる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年03月02日 19時43分34秒
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