『相棒 20』最終回 水谷豊、反町隆史
「相棒 20」最終回を見ました。ついに反町隆史さんの「相棒」も最終回を迎えてしまいました。最近はマンネリ化している感があり、見ていて少しつまらなく思えていた「相棒」でしたが、やはり又ひとりの相棒が去ってしまうというのは寂しいものです。相棒交代もなんとも思っていなかったはずなのに、今、こんなに寂しく感じている自分に驚いています。 反町隆史さんが相棒になり、もう7年も経っていたんですね。年月の長さを感じさせないというのは、それだけこの相棒がしっくりきていたという事でしょうか。冠城亘(反町隆史さん)がどのような形で特命係を去るのか?とても気になるところでしたが、大方、自分の予想通りの展開でした。 物語の終盤、事件が解決し、軽く4人(右京、冠城、青木、角田)で雑談をしている中、冠城亘が話のついでくらいな感じで他部署へ移るコトを伝えていました。あれでは杉下右京(水谷豊さん)が可哀想です(T_T) これだけ長い付き合いなのにあんなにアッサリと、しかもテキトーな感じで言うなんて。冠城亘からしたら言いづらくてちゃんとした形で言えなかったのかかもしれませんが...。 シーンは移り、最後、杉下右京と冠城亘の2人のシーン。これには "うるっ" としてしまいました。杉下右京が冠城亘に向けた言葉「君が羨ましいです。」この言葉にドキッとしました。自由奔放に見えていた右京さんが、急にカゴの中の鳥のように思えてしまい、なんだかとても切なく感じました。 「これまで去る者は追わず、来るものは拒まずでやってきましたが、今回それを破ろうと思います。」と右京さん。えっ...。と、心臓どきどきでした。右京さんどうしちゃったの〜(T_T) 引き止めて欲しいような、その言葉を右京さんに言って欲しくないような。複雑な思いが一気に駆け巡りました。 「君が特命係を去る事、できれば拒みたい。」「もう少し一緒にやりませんか?」と言う右京さんの言葉には胸が締め付けられました。なにより、この時の右京さんの表情がヤバかったです。この人、なんて表情をするんだ。と。右京さんの胸の内が本当に良く伝わって来る表情でした。右京さんの表情、本当にたまりませんでした。 「最高の花向けの言葉です。」と冠城亘は言葉を返していましたが、本当にこれほどの花向けの言葉はないのではないか?という重みのある右京の言葉だったと思います。右京のただ引き止めただけの言葉が、これだけの重みを含むというのは、やはり "相棒20シーズン" という歴史があるからこそだと思いました。ただ、この時の冠城亘の表情が、ちょっとカメラから遠く、良く見えなかったのが残念でした。もっとアップで表情をちゃんと見せて欲しかった。 次の相棒は誰なのか?考えたくないくらい、今は杉下右京と冠城亘の2人で気持ちがいっぱいになってしまっている自分がいます。とは言え、今度は女性の相棒がイイかなぁ...と、密かに思っている自分です。