ALRIGHT
昨日の午前中は軽く仕事に出かけ、その帰り道に「ランチでもどう?」って友人からメールが来た。さっそく段取りをしてその後合流し、なかなか1人では入れないようなお店へ行った。ランチを食べながらよもやま話をしてあっという間に夕方になり…話してすっきりしたらしく、帰ると言うので別れた。よもやま話の内容は、主に恋バナ。…といっても、実はこの友人、既婚者男性。しかも自分より年上。いわゆる不倫というか、複雑な家庭環境に疲れて色々な事から逃げ出している最中とでもいいましょうか。そういう話を随分聞いてきた。一度奥様に浮気がばれて、修羅場を経験したのにまた繰り返している事を反省しながらやめられない。まず私は否定も肯定もしないで話を聞く。相手が答えを求めている事には答えるし、そうでないなら聞いている。だけど、いつも心の中では「早く気づくといいな」と思ってる。不倫や浮気をする人には、必ずその人なりの理由はある。それがどれだけ非道徳でも、自分を肯定しようとする。そうやって、正当化する事で自分の心の中でバランスを取るんだ。自分にも遥か昔にそういう気持ちがあったので、わからなくもない。いつ目覚めるかのタイミングは、周りが決める事ではなくふとした事から「このままではいけない」と感じるようになる。悲しむ人がいる事を自覚するのには時間がかかるもの。それでもある時「なんて浅はかだったのか」と反省をして悔い改める時がある。自分がそこに気づくまで、周りが何を言っても聞く耳はない。昨日もそんな感じで、彼の最近の悩みを聞く。家庭が崩壊している事を気にしていながら忘れられない恋に思いを馳せて、代わりを求めているのかも。私は家庭修復を薦める。夫婦間の亀裂は、片方だけが悪いという事はあまりないような気がする。必ず何か原因があって、話し合う事が出来なくて、心が離れていく。もしくは譲れない何かがお互いにあって、修復が出来なくなる。彼は離婚は考えていないと言いながらも修復にエネルギーを注ぐ事を嫌がる。「そんなの出来るわけない」って。頑張る前から諦めているのに、離婚はしたくないと言う。だけど、非道徳な行為がやめられないと言う。ただ良くわかるのは、単に彼は寂しいだけなんだという事。家の中でもメールでしか会話をしない奥様とのやり取りに疲れて、なんとかしたくても思うように話が出来なくて、たわいもない話をする相手をほかに求めているだけ。ちなみに私は彼にとってあらゆる部分で対象外なので(笑)私にたいして、彼はかなり言いたい事を言っているようで、それがまた彼にとっては貴重な存在らしい。たまに私と話をする内容も、本来なら夫婦でも出来る事だったりする。自分の事はまるっきりダメダメなのに、どうして人の事になると色々と話せるんだろうか(^_^;)と自分で思ってしまうくらい彼の悩んでいる事の解決策はすんなりと出てくる。奥様との溝を埋めるのか、このままもっと距離を作るのかどうしたいかによって答えが変わってくる。奥様を欺き続けるには、相当な覚悟がいるし、悟られないようにする為の努力はかなり必要だと思う。ただでさえ、女性は一般的に勘が鋭いし、男性が思う以上に意外と怖いから(笑)夫婦の関係を修復したいなら、歩み寄らなくてはいけないと思う。一度信頼関係が崩れた事で、奥様は傷ついている。それをわかっているようで彼はわかっていないので関係修復は大変だけど、もう一度彼女の笑顔を見たいなら少しずつでも頑張るべきだと言った。皆ハッピーでいられるのが一番良い。極端な話、もしも彼が不倫を続けてもそれが本人にとって一番幸せだと思うならそれも良いのかと思う。夕方に帰宅をして、ブログアップして早起きだった事もあってかなり早めに寝てしまった。ところが…深夜に彼から電話が来た。昼間に話をした事が引っ掛かって、また聞いて欲しいと言う。自分の周りのガールフレンドは皆打算的でまともに話せる人がいないんだと弱々しい声で訴えてきた。本当は夫婦間の亀裂を修復したいのに臆病で出来ないから、きっと勇気が欲しいだけなんだと思った。頑張ればなんとかなるかもしれないのに、せっかく夫婦でいるのに、何もせずに諦めるなんてダメだって思った。忘れられない恋は…願っても叶わない恋は時間が忘れさせてくれるだろうから。まずは出来る事から始めていこうよと私は励ました。話の内容は甘えているとも思うけれど、そんなこと本人が何より一番わかっているので複雑に考えすぎている気持ちを解く事が出来れば良いかと思い、まずは深夜に結論を出すような事はせずにとにかく寝て、明日の朝考えようって言った。今日、友人は何を思い一日を過ごしたのかわからないけど、せっかく夫婦になったのに、もったいないと思う。だからこそ、うまくいって欲しいと思う。そして思ったのは、私もまだ誰かの為にお手伝い出来るんだ~って事。実際に関係修復をするのは私ではないし後は本人の意思だけがすべてを動かすわけだけど、そのきっかけにちょっぴりでもなれるのは何だか嬉しいなとか思った。友よ、残り少ない人生をハッピーに生きていこうよ!なんて感じかな。角松敏生 ALRIGHT【送料無料】角松敏生/TIME TUNNEL