6月のこどものあそびばで・・こじまよしこの感じたこと
今日(6月24日)は数日前の雨予報にもかかわらず、いい天気。今日は木陰が一番だと、支度して本当に正解でした。 午前中、このブログを見て来てくれた家族が来てくれて、感激しましたが、今はそういう情報検索でもつながっていく時代なんだということを実感、実感。 さて、一番印象的だった出来事を書こう!午後に小学生高学年の風体の男の子が一人でふらりと立ち寄ってくれたので、「竹伐ってく?」と聞くと「うん、伐ってく。」よく日に焼けた肌に汗が玉になっている。 私が「(伐った竹で)なんか作る?」と彼に聞くと最初は「できないよ」と渋っていたので、私が自分の作業(竹でブックスタンドづくりをしていたのでした)に戻っていると「なんか作りたい」となって、しばらく考え「ここを伐って、電球を入れて」となんか発想がどんどん湧いてきたらしく、いろいろ説明してくれる。「ふ~ん、なるほどね」と聞いていると、3,4人の子ども達が集まってきた。そのうちの一人の女の子が「おにいちゃん、探したよ~。お母さんが戻ってきてって言ってるよ」と話しかけると「今面白いところだから行けない」と答えている。・・そうかあ、今君はこれに夢中なんだね。・・ 「じゃあお母さんに言ってくる」と女の子は来た道を戻っていったのだが、残っている小学2,3年ぐらいの子がいて「君はこのお兄ちゃんの弟?」と聞くと「ううん違う」。・・あ、そうなんだ。なんか吸い寄せられたのね。・・木陰に入って、工作を続けている彼のそばに、その子が寄って来、じっとそばで見ていて、「なんかワクワクするなあ」とつぶやく。いいなあ!今君はワクワクしているのか! すると竹工作をしている子が「ねえ、お前、お兄ちゃんいる?」と、見ている子に話しかけると「ううん、ぼくがお兄ちゃん。妹が二人いるんだけど、ひとりがうざったいんだよね。・・・」と会話している。そのうち、先ほどの妹が戻ってきて、いい加減帰らなければならないと告げると、ちょうど工作も一段落したところで彼は「さよなら」と言って、帰って行った。 こどものあそびばで時々、子ども達の横顔がとてもまぶしく輝く瞬間があります。今日は「今、面白いところ」と言って、竹工作に取り組んでいた彼の横顔と、そのそばで「なんかワクワクするなあ」と見つめていたもう一人の彼の横顔。本当に素敵な瞬間を私は胸に刻むことができて、とても幸せになりました。子どもって本当におもしろく、素敵だ。