テーマ:小学生ママの日記(28701)
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昨日 夏休みの宿題会が終了しました。
子供達はよく頑張りました。 参加者26名(1名は中学生)のうち 宿題の全てを終わらせた子は 1年生5名 2年生3名 でした。 あとは作文・詩・感想文の清書のみと言う子は 1年生 1名 2年生 2名 3年生 1名 4年生 2名 5年生 2名 6年生 5名 です。 作文類は全て終えて工作のみと言う子は 6年生 1名 作文・詩・感想文 などの下書がまだ出ていない子が 2年生 2名 3年生 2名 です。 おおかたの子が宿題のめどが付きました。 ちょっと焦って欲しいなと思うのが作文系の下書の出ていない子です。 この子達は昨日の日記にも書いたように、なかなか自分では「書くこと」が思いつかないようです。 やはり下準備も十分ではなく、作文や詩のテーマが決まっていません。 すぐに原稿用紙4枚はとても書けないので、今からでも遅くないので、テーマをしっかりと決め、脈絡のない文章でもよいので、テーマに関わる短い文章を、数日にわたって書きためていくとよいと思います。 さて、今年の宿題会を終えて感じたことを書いてみたいと思います。 保護者の皆様には「耳が痛い」お話しになるかもしれませんが、それだけ子供達が「ヤバイ」状況だと言うことに気付いていただきたいですし、少しでもよい方向に向かってご家庭で働きかけることが出来るようにしていただきたいと思いますので、耳の痛い話も聞いていただきたいと思います。 ●自分で考えて行動できない子供達 夏休みの宿題は普段の学校の宿題と違い「考えること」が要求されます。 作文・工作・ポスター・自由研究など、自分で考えて自分のアイディアを持たなければ進めていけません。 子供達 「自分で考える」と言うことがとことん苦手です。 もちろん全ての子がそうではありませんよ。自分でドンドンアイディアを出して進めていく子もあります。でもそう言うことが出来る子は全体の三分の一ぐらいでした。 宿題会初日までに、ポスターは何を書くか、工作はどういう者を作るか、作文のテーマは何にするか、自由研究はどんなことをするのかということは、親子で話し合い、確認してきてもらうことになっています。 ですからポスターは「交通安全」のポスターを書こうと言うことは決めてくるのですが、何をどうやってかくのかは教室で決める子がほとんどです。 教室には、毎年の宿題会で子供達が製作した作品の資料があるので、それを参考にしながら、自分で何をどうやって書くか決めればよいのです。 が!年々それも自分で考えられない子が増えています。 低学年なら 「お手本と同じように書いていいんだよ」 と声をかけるのですが、なかなか書き出しません。 そのままにしておくと、何時間でも画用紙を前にしてじーっとしています。 見るに見かねて、 「どのお手本のポスターが書きたいの?」 と声をかけるのですが、首をかしげるばかりで返答がありません。 厳しいかなと思いましたが、1年生の子にも 「どのお手本のポスターを書くが決まったら、先生の所に画用紙を持って報告に来てね。」と声をかけて、自分から私の所に来るまで待っていました。 普段 何をするにも手が止まるとお母様の手がサッと出てくるのでしょうか、子供達いつまででも画用紙を前にびくともしません。 私と子供達の我慢比べですね。 でも初日の段階で 「何でも先生がやってくれる」と思ってしまっては、お家でお母さんと宿題をするのと変わりませんので、ワタクシじーっと待ちました。 「先生は決めてくれない」と諦めた子は、ぼちぼちと私の所に画用紙とお手本にしたい絵を持ってやって来ます。 子供達は私から 「字はこれぐらいの大きさで大きくはっきりと書くんだよ。 絵は真ん中に大きく書いてね。 下書はあまり濃く書かないでね。」 等の指示をもらって、下書に取りかかり始めます。 ここまで1時間以上かかります。 それでも、半日画用紙を眺め続けてびくとも動かなかった子が数名いました。 お昼を挟んでその子達に声をかけました。 「宿題会では、まず自分でやってみるんだよ。自分でやってみて難しかったりわからないところは自分で先生に聞くんだよ。先生は『このお手本の絵を書きなさい』って決めてあげることはしないからね。自分で決めるまでは、明日もずーっとこのままだよ。」 「先生は決めてくれないんだ」と言うことで、あきらめの付いた子供達、やっとお手本にする絵が決まり、書き始めました。 ●他の子が気になる子供達 自分のことだけに集中できず、常に他の子の様子がきになります。 そして困ったことに他の子の方が進んでいると、ちょっかいをかけて他のこの邪魔をしてしまいます。 そうすると、つられて遊び出したり、ちょっかいを出された子がキレてケンカが始まったり・・ なかなか子供達集中力がありません。 また、他の子が自分のしていることを見るのをすごく嫌がって、常に空いている方の手で隠して作業をする・・・ 当然作業速度は落ちるし、なかなかよい作品は出来ません。 コレはコレで集中して作業を行うことが出来ないですね。 ●自分しか見えない子供達 宿題会に来ている子供達は、mamimamaの教室から学校のプールへの登下校を行います。 普段の通学班とは違う班編制で登下校をします。 その状況にうかれて(?)しまって、やはり他の子にちょっかいをかけてしまい、上級生に怒られる。 怒られて止めれば問題ないのですが、『自分が楽しい事は他の子に迷惑がかかっても止められない』子があります。 最後には上級生の子が 「もう面倒見切れない! 先生 この子が何をやってもオレ達責任とれないよ。 俺たちの言うこと全く無視だし、自分のテンションが上がっちゃうと、 もう自分の世界に入っちゃって、誰も止められないんだもん。 なんだかプール登校が憂鬱だし・・・」 と言い出す始末。 上級生には迷惑をかけてしまいました。 また、お昼ご飯もみんなで食べるわけですが、休憩を含めて1時間近く時間があります。 ご飯を食べた後、みな思い思いに過ごすわけですが、ここでも色々とトラブル発生。 泣かしたの泣かされたの・・・ 今年は特にひどかったです。 今まではお昼の休憩時間にトラブルはほとんど無かったのですが・・・ 『自分しか見えていない子」が増えているんだなと感じました。 高校教諭をしているおとーちゃんと子供達のこういった状況を話し合ってみました。 おとーちゃんの考えは・・・ 『原因がこれだけとは言わないけれど、やはりゲームやTV漬けの影響は大きいと思うよ。 ゲームやTVは自分で何もしなくても、情報や映像が入ってくるだろ。 そして自分で考えて遊ぶって訳でもなく、指先の反応だけでゲームが進んで行く じゃんか。 そして都合が悪くなると『リセット』だろ。 全て自分の都合で状況をかえられるじゃん。 ゲーム画面上にも、説明や登場人物のセリフが文字で出てくるらしいけれど 子供達、そんなものすっ飛ばして、感覚だけでゲームを進めて行くだろ? 文字をゆっくり読んで理解するなんて事、めんどくさくなっちゃうんだよ。 TVばっかり見てる子も、自分で何か考えたり感じたりすることは少ない と思うよ。 何を見てるかにもよるけれど、今はどのチャンネルに入れてもお笑い芸人 さんの芸が番組の中心だったりしてさ。 他人をおとしめて笑うのが『笑い』の主流だろ?これじゃあ、他人を思いやる なんて心は育たんよな。』 う~ん なかなか説得力のある分析です。 子供が一日中家にいる夏休み、ゲームやテレビの時間が長くなりそうですが、このような状況をお母さん達にもぜひおわかり頂いて、ゲームやTVの時間を少しでも少なくする工夫をしてみて下さいね。 そして代わりに本を読む時間、家族で話をする時間を確保してくださいね。 最後まで読んでくださってありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 1, 2008 08:41:20 AM
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