|
テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:絵本日記
「あらしのよるに」がアニメになって映画公開される。
このお話は大好き。 作者の木村氏が「徹子の部屋」に出演されたときに、この絵本の話をされたのがきっかけで絵本を購入しました。 そのときに木村氏が話された内容がとても興味深かった。 「あらしのよるにを読んだ感想文が、たくさん子供たちから送られてくる。中でも、あらしのよるにの続きを書いて送ってくる子が多い。」 と。 続きを考えてしまう絵本。 長男がまだ1年生くらいだったので、どんな感想を聞かせてくれるのかも楽しみで早速本を購入した。 ----------------- あらしのよるに逃げ込んだちいさな小屋の暗闇の中、2匹の動物が出会う。風邪をひいて鼻のきかない2匹は、お互いがオオカミとヤギ、つまり「食うもの」と「食われるもの」であることに気付かない。すっかり意気投合したヤギとオオカミは、翌日のお昼に会う約束をする。合言葉は、「あらしのよるに」。 ----------------- 最初の本は、お互いを「おおかみ」「やぎ」とは知らないまま、次に会う約束をして別れるところで終る。 息子は 「え、ここで終わり!!? なんで、え~~ここでおわりなん? 続きは?続きはどうなるの??」 と大騒ぎ。 みなさんもご存知のように、この本はシリーズ化されて、6冊目まで続きます。 ところが、ついこの間、さらに続編が発売された。 それが、今ランキングでも上位に入っている 「まんげつのよるに」 である。 「ふぶきのあした」で完結していたのに・・・。 ふぶきのあしたの中で、オオカミのガブは、命をかけて友達のメイを守り、ふぶきの中に消えていく。この先、どうなるんだろう・・ガブは死んでしまって、メイは1人で生きていけるんだろうか。この後、ガブが雪崩から奇跡的に助かればいいのに・・・。 そんな余韻を残して本は終っていました。 なのに。 「まんげつのよるに」 で、ガブは記憶喪失になって生きていて、ガブを待ち続けていたメイに再会するんです。 もう、宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長が、死んだはずなのに、実は生きてました。って展開と同じくらい、ちょっとショックでした。 もちろんお話としては、とてもよくできていて、最後に記憶を取り戻したガブはメイとともに生きて行くわけですが、なんとなく「う~~ん」。 余韻を残したままにしておいて欲しかったなと。 ネットでいろいろ検索していたら、作者の木村氏の座談会ってページを発見して、そこでも木村氏は 「実を言うと、続編を書けというのがすごくてね。」 「完結してほっとしたら、すぐに7巻目の構想ができちゃったんです。(笑) 」 「でも、完結編と書いちゃったから(笑)。それにやはり、ここから先はそれぞれの人が想像するのがいい。」って話してたのになあ・・・。 やっぱ、映画の公開にあわせて、 「ぜひ続編を!!」 って、そういう流れになっちゃったのかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[絵本日記] カテゴリの最新記事
|
|