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久々のKくんとK2くん2人の日本語学習でした。 机を並べていても 2人の学習内容は異なるので 私の指導レベルでは 正直いっぱいいっぱいです Kくんに3年生レベルの文法問題を与え Kくんよりも日本語の時間が少ないK2くんに 漢字と送りがなの学習にしばしつきっきり そういえば 今日は北川先生の来校日 のしろ日本語教室ホームページ のしろ日本語教室代表・北川先生のブログ Kくんが解いた3年生レベルの文法問題は間違いだらけ。 わらう を わらわせる の形に直しなさい、というもの (Kくんの答え) のむ のみせる かぞえる かぞえせる などなど 耳で良く聞く「たべさせる」などは 正解でしたが 漢字の学習もこんがらがって 「作くさせる」などの答えも 北川先生の本日のご指導より。 動詞を変化させるには まず 動詞を1・2・3のグループに分ける力がなければ無理なので・・・ (国語でいう五段活用とかサ変などを日本語では大きく3つにわけます) というわけで あなたはこれから 来日3年目、母語が中国の10歳の男の子に 動詞を1・2・3のグループに分けることを教えます。 さぁ、どうやって学習を進めましょうか? ☆北川先生は まずひらがなで動詞の「ます形」を黒板に書き出しました。 のみます たべます かぞえます ねます はいります などなど10個ほど ☆じゃKくん、「辞書にのっている形」にしてごらん。(黒板に書く) のみます のむ たべます たべる きます くる ☆ヒント1だよ。 「おねがい」の日本語にしてごらん。 「て形」ですね。相手は子ども。だからこんな表現をします。 のみます のむ のんで たべます たべる たべて きます くる きて ☆思い出せないから~そっか~(にやにや) ※ Kくんは動詞を分ける学習を以前していますが どうやって分けるのか忘れています じゃあ ヒント2。「ない」の形にしてみて。 のまない のみます のむ のんで たべない たべます たべる たべて こない きます くる きて ☆どこが変わる? 印をつけてみて。 Kくん チョークを持って自分で書いた動詞の変化を見つめる・・・ 「あ! まみむめも! これは たべたべたべ 変わらない 変わる言葉と 変わらない言葉!」 ☆ よし じゃあ今日は新しい勉強をするよ。3の動詞を教えるからね~ Kくんが黒板に動詞を書き出して 変化をさせて 自分で気付くまで 今日は30分かかります。 黒板は Kくんの書いたたくさんの動詞でいっぱい!(写真とれなかった) 日本の小学校で見られる通常の算数や国語などの授業と 違うな~と思うのは このあたり。 もちろん「気づき」というのは 日本の小学校のどの教科でも大切にされている ポイントの一つですが ネイティブの日本人は こんな勉強をして日本語が話せるようになった訳ではありませんし すでに正確に話したり書いたりして身についている日本語を 整理する中学生の国語の文法学習とはアプローチの仕方が全く違います。 「教えること」は「導くこと」であること 今日の動詞の学習の流れを見ていたら いつも以上にそれを実感しました。 Kくん 今日はチョークを持って たくさんの動詞を変化させて その変化に自分で丸をつけて 考えることで 自らの力で動詞を3つのグループに分けることができました。 もちろんその後 「せる・させる」の学習をしたので 1のグループには 「せる」・・・わらわせる 2のグループには「させる」・・・たべさせる 3のグループは特別・・・こさせる、させる 自分で導きだした学習ですから すっと頭に入ったことでしょう。 3連休終わったら 動詞のミニテストでもしようと思います お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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