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子どもたちに日本語を教えています

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2015年05月08日
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中学校での学習で特に大変だろうなぁと私が思っていたのは国語と社会です。

理由は、教科書に書かれている文章がより長くなり、さらに言い回しや使われている言葉が熟語が多くなるから。以前中学生の日本語指導に入った時にその子どもが社会の教科書を読んで「結局何が書いてあるのかよくわからない」と言ったことをよく覚えているからかもしれません。

その子に教科書の文章をかみ砕いて説明する際、つながっている長い文章を単文にわけたり、結局のところ、主語と述語を見つけて「○○が□□した」という端的なものに変えてやると、

「なーんだ、そんなことかぁ」と、子ども自身も驚くほどそんなに難しいことは書いていないことを理解してくれました。

すでに本格的な授業が始まっていますが、その先生が授業で教科書を読ませる、というスタイルかどうかで、これは変わってくるものだ、ということがわかってきました。

Kくんの社会の先生は、授業中に生徒に1文ずつ読ませたり、教科書を読んでまとめる、といった活動はほとんどしません。おかげでKくん、教科書に何が書いてあるかわからないから、授業が全然わからない。。。ということがありません。

先生の自作の学習シートを用いて、地球儀や地図帳、パソコン、教科書も駆使して【自分で考察する活動】が多く、Kくんのような母語が日本語でない子どもたちにとって、教科書を読解することが授業の中心にならない授業はとても活動がしやすいものだなぁと思っています。

こ の活動を通して、以前受けた日本語の研修を思い出しました。

アメリカのある都市の小学校の理科で使われている学習シートに似てる!ということ。

その都市は、移民が多く住む地域であり、また大きな総合大学が一つあることで、移民の多くも雇用などの恩恵を受けているとのこと。そこで生まれた子どもたちは、母語が英語ではない子どもも多く、公立の小学校では、授業では教科書を読んで読解することよりも、言語に頼らない活動を重視して、学習シートに書き込む形を取っているとのことでした。

研修では、実際に理科の電気の授業で使われている学習シートをいただいたのですが、乾電池のイラストが大きく書いてあり、電池の並べ方でライトがつくものにはON、そうでないもの にはOFFと書き込むようなシートだったと思います。

要は、この授業では「どんな場合に電気がついて、どんな場合に電気がつかないか」を理解すればいいのですから。
日本の学習って、どうしても教科書を読んで理解する、テストで正確に書けるかチェックするという【読み書き重視】に偏っている気がします。これが単一民族・日本の教育の歴史なんでしょうけど。

今、Kくんは中学校の地理学習最大の難関、経度と緯度の角度の学習に取り組んでいます。

写真は岩手・小岩井の一本桜
DSC08822.jpg
4月下旬 まだ桜はつぼみにもなっていませんでしたが
岩手山の青が綺麗でした





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最終更新日  2015年05月08日 19時00分02秒
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