163272 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

子どもたちに日本語を教えています

子どもたちに日本語を教えています

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2015年05月08日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
入学から約1ヶ月、GWも終了し、また学校生活のリズムが戻ってきました。
入学してから、私は3つのことに注意しながら彼のサポートをしてきました

・小学校の時と比べて支援の距離を取る
・教科担任の先生と子どもたちとの関わりに邪魔しないこと
・子どもたちについての先入観を持たせないように必要以上に情報を与えないこと

以上の3つです(詳しくは過去記事をどうぞ)

これらはもちろん、いずれは自分の力で入試を受け、高校に進学し、世の中に巣立っていく彼の「自立」のための第一歩のため、なのですが、他にも、中学校の新しい先生たちとのよりよい関係作りのためでもありました。先生たちとよりよい関係が築ければ、それは子どもに返っていくいくものです。

初めてKくんに接する先生たちが「日本語支援が必要なKくん」という情報ありきでKくんを見ると、

「日本語ペラペラですね!支援など必要ないのでは?と思うくらいですね」

と言われるレベルです。

最初の自己紹介や友達との会話、授業中の受け答えを聞くだけなら、来日して7年目のKくんですから 、日本語には何も問題ないように思えることでしょう。そんな風に見えるKくんですが、授業ではやはり苦戦しています。

国語の時間、感想などの課題を時間内に書いて提出することが多々あるのですが、その時もあえてKくんの文章に口出しをしませんでした。国語の先生に、Kくんの実力をわかってほしかったからです。

わからない漢字があってもひらがなで
です・ますを統一していなかったところもそのまま
ぼくは、○○は、・・・と主語が重複していてもとりあえずそのまま
直したいところ多数あれど、こちらも我慢我慢(笑)

何度かそのように自力で書いて提出させたところ国語の先生に

「Kくんの書いた文章を読んでわかりました。なるほど、彼の書く文章 は、あれ?っと思うところがたくさんありますね。Kくんに支援が必要な理由がわかりました」

と言われました。

「そうなんです!思っていること、感じていることはしっかりあるのですが、それを表現する日本語の力は、先生の思った通りなんです。だからといって、あまり手を加えるとKくんの文章じゃなくなるし、文章を書くときのサポートは難しいのですが・・・Kくんの力を先生に知っていただけてよかったです!」と伝えました。

はじめから私がすべてサポートしてしまうと、先生たちも「Kくん、こんなにできる子なんだ!」と勘違いしてしまうこともあると思います。(そうすると、私の存在価値もないですが)実力を知ってもらうことで、Kくんへの支援の必要性、また、先生た ちもテストの採点やKくんの正確な評価(成績や入試があるので、厳しいですが仕方ありませんね)につながればいいなと思います。

この話のつづきはまた次回





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年05月08日 19時11分22秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

プロフィール

なずき@akt

なずき@akt

フリーページ

コメント新着

タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます 平素は大変お世話になっております。 タウ…
なずき@akt@ Re[1]:発散・・・・ねぇ。(06/09) はじめまして!お返事が遅くなり大変恐縮…
田中晶子@ Re:発散・・・・ねぇ。(06/09) 始めまして。先週(11月6日)F小学校に…
北川です@ Re:三学期スタートしました。中国へ帰省していたKくんも戻ってきました。(01/21) K君との会話の意図を分かってくれたんです…

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.