2007/06/20(水)16:45
真実を見抜く目をどう育てるか
学生と話し合いました。
近年ずっと深刻な子どもを取り巻く「事件」が起き、それの後を追う形で少年法や児童福祉法、児童虐待防止法の「改正」が繰り返されてきています。
しかし果たして、一つ一つのその「事件」を私たちは正しく認識してきたでしょうか。
どうしても、エスカレートする報道や、前面に出てくる評論家・専門家に引きずられてしまいがちなのではないでしょうか。
マスコミから流される情報をそのまま自分の考えかたと思ってしまっている学生が福祉の中にも多いと、ゼミの学生の一人は指摘してくれました。
とすれば、どうすれば「真実を見抜く目」を育てることができるのでしょうか。
やはり、生の人間と向かい合う機会を豊かに持ち、先入観をとり払って、そこでさまざまな人と語り、少しづつ自分のものの見方を積み上げていくしかないのではないか。
それそこが社会福祉の学びなのではないか。と若者らに投げかけてみました。
このことは、むろん私自身にとっても必要な学びです。